未知の扉を開けるとき。
そこには、
恐れと、
それ以上の期待
がある。
目の前に広がっていたのは、
何もない、ただ広大な草原でした。
頬を撫でる風。
自由なはずなのに、
足がすくむ。
勇気を出して、
その扉を
両手で押し開ける。
「どうしよう…」
どこへでも行けるからこそ、
どこへ行けばいいのか分からない。
不安と迷いが、
風と一緒に押し寄せてくる。
ふと、背中に
温かい気配を感じる。
急がなくていい。
まずは、自分をじっくり感じてみよう。
あなたの中にある、
迷いや不安はあっていいもの。
私たちはあなたのすぐ後ろで、
あなたと同じ彼方を見ています。
前を行くことも、
無理に手を引くこともしません。
あなたが自分の意志で
その迷いと不安を抱えたまま、
顔を上げるその瞬間を
待っています。
深い息を吐いたら、
風の色が変わった。
今まで、自分に向かって
押し返すように感じていた風が、
実は彼方から私を呼び寄せてくれる
「迎え風」
だったことに気づく。
「うん。
こっちでいいんだ」
ふっと肩の力が抜けて、
その風に乗りたくなるような
衝動にかられる。
「この風に乗っていったら、どこにいくのだろう」
小さな、けれど確かな 「発見」 の瞬間。
視界がひらけて、
自分の歩きたい道が
見えたなら。
足の赴くまま、
一歩を踏み出す時
がきた。
あなたが決めれば、
どこへだっていける。
最後にそっと、
軽くなったあなたの背中を
やさしく押すのが、
私たちの役目です。