通院の日。
それは、わたしが”がん”経験者ということを思い出す日。
と、いうことで、診断から3年9ヶ月、再発から2年9ヶ月が経ちました。
今、通院は3ヶ月に一度のペース。
前回がいつなのか思い出せないくらいの間隔です(笑)
前回からの期間、発熱(たぶん、新型コロナウイルスに感染)した時に首右側のリンパに痛みと腫れがあり、冷や汗をかきました。
持続するなら臨時で診察受けなきゃな、と思っていたんですが、幸い熱が下がると共に腫れも痛みもひいていきました。
で、実は、この事を先生に言わずに診察を受けました。
診察は、患部と首のリンパに触れる触診だけ。
先生の長年の経験だけが頼りの診察です。
今回の触診で先生から何もコメントがなかったので、その時点で、リンパが腫れたことがあったと伝えました。
先生はすかさず電子カルテに入力してたので、こういうこともちゃんと伝えなきゃいけないし、記録してくれるんだなと、信頼感と、最初に伝えなかった罪悪感を感じました。
先生、試すつもりではなかったのですが、先生の腕を信頼して、どういう結果になるかを試してみたくて、最初から言いませんでした。
ごめんなさい🙇💦
リンパが腫れたことを伝えた後でも先生は「今回は触れませんでしたね。リンパ節炎ということもありますしね」と、サラリ。
この先生の好きなところは、このクールさ。
ドラマ「振り返れば奴がいる」で織田裕二が演じた司馬先生にどことなく雰囲気が似てるなぁといつも思うんですよね。
それを伝えると怒るんじゃないかと思うくらいに、人としての温かみもあるし、ちゃんと患者の顔を見て話すし、笑顔も素敵だし、司馬先生とは大違いですけどね。
感情的だったりするところや、ドラマチックさがなく、先生の醸し出すストイックさと、知性とクールさから、安心をいつも感じてます。
あ、話が逸れました。
「次回が、3年でCTのタイミングなので、そこでチェックしておきましょう」と言われて、次回で再発から3年ですか、と思いました。
てことは、初発から4年でもあります。
毎年春になるとね、自分が”がん”かもしれないと、季節の華やかで暖かな雰囲気とは裏腹に、不安と恐怖でドン底にいた4年前を思い出します。
“がん”かもしれないというだけでなく、生きる目標も失い、真っ暗闇の中で、うずくまって、嘆くしかできなかった、あの日々。
思い出すというより、体があの感覚を覚えていて、季節の陽気と同時に湧き上がってくるんだよね。
その度に自分の体に意識を向けて、あの感覚を味わって「うん。あるね」と感じるのだけれど、”がん”再発の可能性がゼロになるわけではないからね。
この感覚とは都度都度お付き合いですな。
そんなこんなで、毎年春になると、「春が来ると思い出す〜♪(「夏の思い出」の節でどうぞ)」的な感覚を持ちながら、今年の定期診察も無事クリアしました😊
通院の日。
それは、今は気になる症状がないよ、という安心感をもらえる日。
自分の免疫機能が今のところ、働いてるよとOKをもらる日。
”がん”を気にすることなく、日常を送れる安心感にほっとする日。
有難いことです💕
これからも、自分の体を信頼して、余計なストレスを与えないように、日々過ごしていこう😊
今日は、駐車場も満車、会計も45分待ちと過去最長。
当然人も多くて驚いた😳
月曜日午前だったからなのかな🤔
通院後の健康ご褒美ランチは、これまた安定の「えびすや」のお蕎麦
えびの天ぷらがカリカリで美味しかった~🍤