入院から1週間、手術から5日目、ICUから出て3日目。
いろんな動きがあった日でした。
昼食から経口摂取再開
土曜日から「月曜日の昼から経口摂取になりますよー」と言われてたので超楽しみにしてた今日のランチ。
胃には栄養が入ってお腹は満たされてたものの口から食べるのは5日ぶり。
口から食べたり飲んだりすることを5日も止めてたのはもちろん人生初。
日常生活でこんなことする機会なんてないから当然と言えば当然ですが。
水も飲んでないですからね。
口をゆすぐことも禁じられてました。
傷口開いちゃうんでね。
口腔ケアは、うがい薬をスポンジブラシにつけて歯磨きして、吐き出すだけ。
なんとも貴重な5日間でした。
(ICUにいた3日は痛みで口に何かを入れたいという欲求すらなかったけど)
朝から口をゆすぐことも許され、心待ちにしていたランチ♡
見た目は何がなんだかさっぱりわからない!(笑)
看護師さんに聞いたら、作った後で全部ミキサーにかけて滑らかにしているそう。
今の私にはこれしか食べれないのだよ。
全粥は食べにくかった。
この粒でも痛いのよ。
でもね。
味があることに感動!!!(涙)
味を感じられることって、こんなに幸福感があるだー!
初めて知った!!
五感の中で、味覚ってあんまり意識してなかったんだけど、味わえるってなんて幸せなのー♡
あまりの幸福感に思わず爆食い(笑)
夢中で食べたよ。
あまりに夢中になって食べたから、後で舌が痛くなっちゃったけど。
こんなドロドロの食事だけど、味わって食べれるって、こんなにも“食べること”にフォーカスさせるんだね。
“味わえること”、“口から食べれる”ことをあたりまえだと思い、いかに今までなおざりにしていたか。
味覚を感じられない。
味わって食べれない。
って、どれだけ食べる意欲を削ぐんだろう。
失ってみて、初めてわかるってこういうことだね。
味わって食べれるって、なんて幸せなことなんだろう。
自然と感謝の気持ちが湧いてくる。
『ありがとう』
食べ物としていのちを捧げてくれた生き物たち。
その生き物たちを育んでくれた自然と、生産者のみなさん、そして流通に携わった人、調理してくださった人…
この目の前の食事に関わったすべてに深い深い感謝の気持ちが湧いてくる。
このリレーがあるから、わたしは生きていられる。
「食べることができる」と「生きていられる」は、繋がっている。
食べるモノにフォーカスされることは多いけど、「味わって食べられる」ことがどれだけ「食べること」に幸福感をもたらしているか、身をもって知った。
この幸せな感覚と深い感謝をしっかりと身体に刻んでおこう。
この日は他にも書きたいことがあるけれど、長くなったので、その2に続く。