5/28・29に上高地で開催した「自分と出会い 自分とふれあう リトリート」
その報告会をオンラインで開催しました。

リトリート終了直後にブログで開催報告を書けば良かったのだろうけど、15期LPL養成講座の開講準備があって、落ち着いてブログを書く時間が取れずでした😓

何より、終わった直後は”驚き”しかなくて、なかなか言語化できなかったのもブログに書けなかった1つの理由でもありました。

開催1ヶ月後の参加者さんとのフォローアップ会を経て、参加してくださった方の中に何が起きていたのか、言語化できてきたのでブログに残しておこうと思います。

初めての開催で、モニターも兼ねていたので参加された方からはたくさんのフィードバックをいただきました。

その中でも参加された方から、「良かったー!」の好評価が多かったのはとても嬉しかった🥰

さらに、直後から、「なんで、そういう変化が起きたの?!」と思えるようことが続出。

主催としては、驚きでしかありませんでした。

あまりにもの変化で、おそらく当のご本人もわからないままだったんじゃないかと思います。

オンライン報告会を前に、そのことについて考えた時、ふっと私の中から湧いてきたことがありました。

それは、上高地という自然の中で、まず「受け容れられる」「受容」を体験されたんじゃないかと思うんです。

しかも「無条件」の受容です。

自然界の中に存在するにあたって、私たちが日常で思いがちな、「○○だったら」とか、「○○できたら」とか、「○○じゃなかったら」といった条件づけされることはありません。

無条件、
ありのまま、
どんな自分であっても、
1つのいのちとして、存在を許されています。

真っ直ぐに育たず、どんなに曲がりくねって育った木であろうと、何かしらの理由があってこぶのようなものができてしまった木であろうと、花弁の枚数が他とは異なる花であっても、見た目がどうであろうと、ありのままの姿で存在しているのが自然界です。

ましてや、その異形な姿であっても、誰かがそれを責めたり、非難したりすることはありません。

あるがままの姿こそ個性(個体差)であり、存在すること自体を拒否されたりすることなく、1つのいのちとして、そのまま、ありのままで存在することを許されています。

すべてのものがあるがままに生きている場所が“自然界”であり、あるがままの姿で生きていることこそ、自然です。

「無為自然」という言葉があります。

何もせず、あるがままにまかせることを指す言葉ですが、それが自然界という場所です。

自然界という言葉で、私たちの日常がある場と区別しましたが、そもそも私たちの日常もこの自然界の一部です。
が、現代はあまりにもかけ離れ過ぎてるので、ここでは一旦区別させてください。

私たちの日常がある場とは違う、無為自然な場=上高地で、どんな自分であっても、条件づけされることなく、無条件に受け容れてもらえるという体験をされていたんじゃないかと思ったんです。


▲自然の中で“ありのまま”過ごす

これは、わたしの体験でもあります。

とあるワークショップでのことですが、この世界に、また、この世界に生きることに絶望していることに気づいたことがありました。

こんなところで生きていきたくはない。
この世界に居場所はない。
こんな世界いやだ!

そう思い、嘆き悲しみながら、深い深い海の底へ落ちていく。
どこまでも、光の届かない真っ暗闇の中へ落ちていく。

そんなイメージの中、ふっと感じたんです。

こんなわたしでも、「ここにいていいよ」
そう海に、地球に、無条件に受け入れてもらってる。って。

悲しみにくれていようが、
絶望していようが、
この世界に生きていくのが嫌だと思っていようが、
自然は、何も言わずに、そんなわたしをただ受け止めてくれる。

それでも、いていいよ。
存在していいよ
って、受け入れてくれる。

その時、あぁ、これが無条件の受容という感覚なんだなと、思いました。

この時は海でしたが、別のワークショップでは、森に同じことを感じたことがありました。

その時から、自然は、その中に存在することに条件づけがない。
あるがままで、どんな感情を持ち、どんな考えを持っていても、1つのいのち、1つの存在として尊重され、黙ってその存在を許してくれている。
そんな器の大きさを感じるようになりました。

わたしの体験とは異なるとは思いますが、リトリートに参加された方も、そんな感覚を感じていたんじゃないかと思ったんです。

そんな話をオンライン報告会で話しました。

すると、当日参加もしてくれて、オンライン報告会にも参加してくださった方からフィードバックがありました。

『言葉は違うけど、同じような感覚を味わっていたように思います』

『自然と1つだ。と思った瞬間に涙が溢れてきました』

『人目を気にせず、そのままの自分でいていい、という感じはありました』

さらに、

『確かに、自然の中で、あるがままの自分でいていいと受け入れられた感覚はありました。
でも、主催の2人も同じように、どんなわたしも受け止めてくれていました。自然だけじゃなかった気がします。』

というフィードバックをいただき、ハッとしました。

そっかぁ。
ここで、「無条件の受容」の循環が起きていたのだなと。

わたしと、共同主催のえりちんは、自然を、まるごと受容することができると思っています。

美しく、清らかで感動するような姿だけでなく、荒天で、風雨が荒れ狂い、恐怖を感じるような自然の姿も知っているし、体験したことがあります。

自然のどんな姿であっても、それが「自然」だと受け入れられる。

自然と主催2人との間で、無条件の受容が相互に起きていて、それが、リトリートという場に波及していたのかもしれません。

また、心と魂の学びを重ねてきた主催2人には、自然と同じように、どんな参加者さんであっても、その存在を受け止められる土台があるなぁとも思いました。

当日やったどんなワークも、危険さえなければ、何でもOK。

その人の、その人らしさを尊重できていたな、許容できてたな。
起こってくることに身を委ねながら、臨機応変に対応してたなぁって、振り返ればそう思います。

それをアウトドア、しかも、あまり人の手が入っていない自然の中で、安全を確保しながらできるって、私たちの強みだなって思いました。

この上高地リトリートを開催する前に、単なるガイドツアーではないよ、そうしないよ、と宣言していたことが、実現していたのだなぁと気づかされました。

上高地リトリート中にすれ違った、ネイチャーガイドツアーを見て、違いも確信できたしね😁

私たちが創っていく方向性が見えた気がします。

いやぁ。
佳き場でした。
オンライン報告会😊

主催にとっても気づきの場で、新しい自分と出会えましたね。

今回実施した上高地リトリートは「感じること」「感性」を大切にして、そこに重きをおいた内容でした。

そこを大切にしながら、次回の企画も練っていこうと思います😊

リトリートに参加してくださった方、オンライン報告会に参加してくださった方から、次回の企画に参加してみたいと、嬉しい感想をいただいています。

「友達に紹介したい!」という感想もいただいていて、必要とされているんだなぁと嬉しくなりました。

確かに、現代人には自然の中でどっぷり過ごす時間はめちゃめちゃ必要だと思ってます!
だから、このリトリートやってるんだけどね。

主催2人の「感性」のアンテナがピン!と立った時と場所で企画していきたいので、その時までお待ちいただければ嬉しいです😊

最後に、今わたしの中で候補と狙ってる季節と場所を記しておきます。


広葉樹の紅葉が美しい場所 東北?
カラマツの黄葉を愛でる上高地


厳冬期の森が美しい場所 八ヶ岳周辺?


花の上高地
うりずん(初夏)の竹富島・西表島


西表島
テント泊できる涼しい高原

47都道府県行ってるけど、まだまだ知らない場所、行ってみたい場所が日本国内にあります。

えりちんと下見を重ねながら、みなさんが自然と一体になれる場所を探していきますね。

そして、自然に”あるがまま”を受け容れてもらって、「自分に出会える場」を創っていきたいと思います。


▲普段は飲まない2人が思わず飲んでしまった振り返り会

この記事を書いた人

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みうら 雪絵

Nature Therapist / Healing Practitioner / Outdoor Activist / World Traveler / Nature Photographer

人間は地球に生きる多様な生物の一種であり、自然界(生態系)における”いのちの循環”の一部です。自然界との繋がりから離れて生きてゆくことはできない存在です。
自然界と繋がって生きることは、生きる力・生命の力の根源と繋がることだと思っています。

自然界(生態系)の一員としてこの地球に生きている意味を考え、自然の理を感じながら生きるとはどういうことなのか。
今までに学んだ様々なヒーリング・セラピー・カウンセリングスキルを駆使しながら、体(ボディ)・心(マインド)・魂(ソウル)・霊(スピリット)の関係性を探求しています。

このブログには、わたしのライフスタイルを通して、わたし自身が”自然に生きて”いけるようになってゆくプロセスを綴っています。
体験したことを感じたままを表現している「人生という名の創造物」の記録でもあります。

白馬三山を映す八方池

ネイチャーセラピー

五感を使って自然と一体となるだけで、人は日ごろのストレスから解放されます。

Outdoor Activist歴30年以上の経験で培ったフィールド知識を活かして、安心して楽しく自然と触れ合うサポートをしています。

日本シェアリングネイチャー協会 公認ネイチャーゲームリーダーとして、ネイチャーゲームを取り入れた自然体験もご提供可能です。