LPL認定試験に不合格になって、起きてきた反応について綴っています。
自分を振り返る中で、時間も、体力も、限界まで追い込まれた時に、いつもわたしがあたりまえのように呟いていた言葉を深堀りしていくと、今までの人生の中で「それって何?」というぐらいに全く気にしてもいなかった言葉が湧いてきました。
『わたしにとって生きることは償いだから』
アタマでは「償い?何それ!?」と思いながらも、妙に納得できる感覚。
罪人のような打ちひしがれた悲壮感。絶望感。
この言葉に納得して、しなだれている自分がいる。
この感覚はセルフワークで深掘りする限界だと感じて、心の学びの師匠・岡部明美さん(明美ちゃん)の個人セッションをお願いしました。
ひとつまえの記事はこちら
最初から読みたい方はこちら
待ち遠しかった
明美ちゃんの個人セッションを受けるのは2回目。
1回目はLPL1年目だった10期が終わった後で、「何しに来たの?」で始まった個人セッションでした。
今から思うと、あの時のことは笑い話でしかないんだけどね。
終わった後は何が起きたかわけがわからず、自分が何やってるかもわからない状態でふらふらと帰宅したのを覚えています。
よく、明美ちゃんに「魂抜かれた~」って言って笑ってました。
もちろん明美ちゃんの前でね。
今回はあれから1年半以上が経ち、それなりに自分のことには取り組んできました。
制限となる思考(ビリーフ)の元となる、未完了の感情の浄化(クリアリング)と、ビリーフの解放(クリーニング)。
援助者を志す者としてLPL養成講座で扱う二つの柱・感情と思考はそれなりに扱ってきたし、アドバンスコースにもフル参加して本編でも扱わないスキルも学びながらクライアント体験もして、自分とはかなり向き合ってきました。
その中での個人セッションです。
いま、自分に何が起きているのか離れたところから客観視している自分がいるし、苦しい時こそ自分を深堀りするチャンスともわかっているから、不合格になった後に起きた感覚をできるだけ保持しながら、明美ちゃんセッションの日を待ちました。
無意識に、自分が辛かったり苦しかったりする状況を避けてしまうクセがあるから、時間が経って、その辛さや苦しさが薄れてしまっていい感じに馴染んでしまうと核心に辿り着けない気がしていました。
辛いまま、苦しいまま、セッションを受けられるなんて、千載一遇のチャンス!
しかも、師匠である明美ちゃんのセッションです。
とっても待ち遠しかった。
正直、ワクワクしている自分もいました。
この苦しさの中から何が起きてくるんだろう。
苦しさと共に封じ込めてしまったものは何なんだろう。
苦しさという闇の中に置いてきた光は何なのか。
最近はクライアントになる時は、いつも宝探しの気分になります。
そういう意味では、苦しさしかなかった日から適度に時間があいていたのはよかったのかもしれません。
ようやく訪れたその日。
ちょっと浮き足だちながらセッションの会場に向かいました。
そして、部屋の扉を開けた瞬間から、プロセスが始まっていきました。
明美ちゃん個人セッションの扉を開く
『こんにちはー。今日はお願いします。』
今は明美ちゃんとは月2回スタッフとして会っているから緊張感とかは全くない。
いつもどおり、普段どおりの挨拶をして、仕事の話など雑談しながらも、認定試験の結果発表があってから自分に起きたこと、自分なりに振り返った内容を話しました。
さまざまな身体症状も出ていたことも話しました。
不合格になって振り返る中で自分責めを続け、胸の痛みが消えないこと(少しはやわらいでいたけど)、胸の痛みを感じると込み上げるような咳が出ること、逐語記録を書くことを諦めた腕の痛み。
それ以外にも、左膝横に痛みが新たに出ていたり、その痛みと繫がってると思える左足首と左腰の慢性痛。
認定試験後から違和感が出始めた舌の白い部分。
こうやって書いてるだけでも、試験絡みで身体症状が出まくりでした。
身体は嘘をつけないから、身体が何かを言いたいのは間違いない。
ジャーニーワークという身体に尋ねるワークを学んでるからわかる。
わたしがカウンセラー・セラピストの立場ならばジャーニーワークを使うだろう。
明美ちゃんもこれだけ身体症状が出てるなら、身体に聞くのが最適だと思っていたそう。
でも、この日、明美ちゃんが発した言葉は別の言葉でした。
『雪絵ちゃん、これだけ身体に反応出てるし、アタマで考えれば「ジャーニーワーク」だなって思うけど、違うね。
これはジャーニーじゃない。』
明美ちゃんの直観がどれだけ凄いかは、学んでいればよくわかります。
そこでそのメソッド使うのか! というのはデモセッションでたくさん見てきたし、明美ちゃんがどんなメソッドも自由自在に使いこなしているのはいつも凄いと思ってみてきました。
その明美ちゃんが、ジャーニーワークではないと言う。
黙って従うしかないことも、よくわかっています。(笑)
『そうですね。』
明美ちゃんにすべてを委ねて、ワークへと入っていきました。
その7 へ続く