在来線を普通列車で長距離移動する旅スタイルが好きです。
ガタゴトと走る普通列車の音を聞きながら、ヘッドホンで好きな音楽を聴く。
移りゆく窓の外の景色を見ながら、ここにはどんな生活があるんだろう? と想いを馳せる。
線路脇で揺れる木々や花、田んぼや畑、直ぐ近くの家々からは息づかいが聞こえてくるよう。
そんなことをぼんやり考えながら、ただた電車に揺られている。
そして、そんなことを考えているんだな、感じているんだな わたし と気づく。
自分の想いに気づく。
こんな旅スタイルを10代の頃から続けています。
思えば、このスタイルがわたしの旅スタイルの原点なんだとも思います。
若い頃は「考えごと」をしていると思ってましたが、今思えば、自分と深く繋がっている時間だと思えます。
自分の中から湧いてくる考えや想いを感じる時間ですね。
この時間をとても豊かな時間だと感じます。
日常の通勤電車の中じゃあ、こんなこと考えてる余裕もなかった。
精々、今日は何から取りかかろうと考えるのが精一杯。
でなければ、「眠いなぁ」とか、「今日はしんどいなぁ」ってそんなことばっかり考えてたな。
疲れてたなぁ。わたし。
だけど、在来線で普通列車の旅に出て、流れゆく景色を眺めていると、自然と自分と繋がって、あれやこれやといろんな想いが湧いてくる。
同じ電車なのにね。
あえて移動に時間をかけてでも、こういう時間が自分にとって大切なんだろうなぁと思う。
日常生活の中にいると、なかなかこういう時間とれないもんね。
何もせず、ただ車窓を眺めて時間を過ごすことは、あくせく時間に追われて移動するよりも、はるかに豊かなんじゃないかと。
そして、こういう時間を持てること自体も、豊かだなぁ。
時には、あえて普通列車で長距離移動してみるのもオススメですよ。
今日もガタゴト電車に揺られながら、こんなことをとりとめもなく感じています。
via PressSync