私がガイドになったらご一緒したいルートのひとつ、白馬・八方尾根にある八方池まで、秋晴れの日に山歩してきました。
登山口・八方池山荘まではリフトでラクチン
白馬・八方尾根といえばスキー場として有名ですね。
1988年に開催された長野冬季オリンピック会場でもありました。
今でも八方尾根スキー場のトップ下には、男子滑降のスタート地点の記念碑が、途中には女子滑降のスタート小屋が今でも残されています。
その八方尾根スキー場はグリーンシーズンでもゴンドラ・リフトが営業されていて、登山口の八方池山荘までは誰でも労なく行くことができます。
黒菱平までのルートは2つ。
ゴンドラ「アダム」とアルペンクワッドリフトを乗り継ぐ「八方アルペンライン」と、黒菱林道の終点まで車で来て黒菱第三リフトで黒菱平まで行く「黒菱ライン」の2とおりの行き方があります。
黒菱林道の終点まで車で来て、第三リフトに乗る方が、リフト代が安いのでオススメです。
駐車場の脇にはレストハウスがあって、トイレが使えます。
スキー場のレストハウスなので、トイレは広くてキレイです。
もちろん水洗です。
ただ、駐車場には限りがあるので満車になると、北尾根クワッドリフト(和田野)で止められて上がることはできません。
今回1日目は時間も遅かったのでここで止められていました。
2日目は日の出前に林道を上がったので問題なく駐車できました。
黒菱平からはグラートクワッドリフトで八方池山荘のある標高1820mに到着です。
(料金、営業時間は都度ご確認くださいね。)
八方池までは1時間ほどの登り
八方池山荘のところには山荘とは別に売店とトイレがあります。
ここから八方池まではしっかりとした道ですが、登山道です。
標高1800mを越す高地であり、ひとたび天候が悪化すればあっという間にガスに巻かれてしまいますし、尾根道だけに遮る木もなく風あたりも強い場所です。
夏でも充分な装備がなければ、ここから先は行くのはやめましょう。
展望はここからでも充分楽しめますし、雰囲気を楽しみたければ、少し下ったところにある第一ケルンまで遊歩道があります。
さて、登る方は、八方池山荘からトイレのある石神井ケルンの上まで、ルートは2つあります。
尾根道と木道ルートです。
秋ならばどちらのルートでも問題ありませんが、夏だと木道ルートは雪が残ります。
ルート状況を良く判断して歩いてくださいね。
私は、登りは尾根道、下りは木道を下ることが多いです。
尾根道は白馬三山を眺めながら、木道は高山植物を愛でながら歩くことができます。
石神井ケルンまで行くと勾配も緩やかになり歩きやすくなります。
トイレはココが最後。
水洗だったのにはビックリしました!
手洗いの水もありました(;^_^A
さすが八方尾根(笑)
この先は第二ケルンを経て八方ケルンまでのんびり尾根道歩きです。
両脇を後立山連峰の山々に囲まれてウホウホ状態で歩けます(笑)
白馬三山を映す鏡-八方池
八方ケルンまでくると尾根はかなり広くなり、その先の窪地に八方池があります。
ここまでゆっくり登って1時間弱。
八方池は標高2060m
白馬三山や不帰ノ嶮を映す鏡です。
この景色を見たくて何度も登っていますが、ここまで快晴だったのは初めてです。
始発のリフトで上がったので、行こうと思えば丸山ケルンまでは行けたのですが、あまりに心地よくてここで大休止。
青空と山景色、空気を満喫しました。(^^♪
紅葉を期待して登ったわけではないのですが、例年より早めに色づいていたので紅葉も楽しめました。
この先、唐松岳まではコースタイム約3時間、標高差600mの山歩き。
日帰り装備は持っていましたが、早くもガスが上がってきてしまったので、下山してキャンプ場でまったりすることにしました。
下りは来た道をゆっくり下りましょう。
八方池山荘まで1時間もかかりません。
木道は遅くまで雪が残るのでこの時期でも高山植物を楽しめました。
下りのリフトは白馬村の秋景色を楽しみながらでした♪
お天気がよければこれほど景色を堪能できるところはありません。
秋の白馬もいいもんですよ。
おススメです!