スノーシューで人気の山・入笠山へ、2016年2月7日テレマークスキーで行ってきました。
入笠山と言えば、富士見パノラマリゾートのゴンドラを使って、スノートレッキングが楽しめる手ごろな山です。
富士見パノラマリゾートのサイトにも「スノートレッキング」ページがあり、スノーシューツアーも企画されています。
スノートレッキング 晴れ、どきどき 富士見パノラマリゾート
スノートレッキング向けの「冬山登山」リフト券も販売されています。
営業案内 料金・期間 晴れ、どきどき 富士見パノラマリゾート
スノーシューだと下りもゴンドラですが、私たちはテレマークスキーなのでゴンドラは片道で大丈夫。
ゴンドラ1回券の料金は1人1350円。(2015-16シーズン)
このお値段で1日雪山を楽しめちゃうんですから、お安いもんです。
リフト券売り場で「下りは滑るんですね?」と念押されちゃいました。
珍しいんでしょうかね。
ゴンドラにスイーっと山頂駅まで連れていってもらうと、目の前には八ヶ岳がどーん!
ゴンドラ山頂駅から少しだけ登ると、すぐに入笠湿原への下りになるので、シールをつけようかどうか迷いましたが、面倒くさがるところではないので、シールを装着。
シールというのはスキーの滑走面に貼り付ける滑り止めで、毛の流れで前には滑るけど、後ろには滑らないという山スキーには必須のアイテムです。
もともとはアザラシの毛皮を利用していましたが、最近はモヘアのものが主流です。
このシールを滑走面に貼り付けることで、スキー板を履いたまま、板を斜面に垂直にしても登ることができます。
今回も傾斜が緩い雪面がほとんどだったので、山頂までスキー板のまま行けてしまいました。
さすが、スキー場でもスノーシューツアーを主催してるくらいですね。
ほとんどの方がスノーシューで、スキーヤーは数名お見かけしただけ。ボーダーの方が板を担いでスノーシューで入山されてましたね。
ルートもしっかり圧雪されていました。
久しぶり(20年ぶり?)のシール登高なので感触を確かめながら歩いていくとすぐに入笠湿原の上に出ます。
ここで一旦シールを剥がしてひと滑り。
入笠湿原からは林道に出てペタペタとマナスル山荘まで緩い登り。
マナスル山荘からは登山道へ。
実はここでルートを尾根筋にとったもんだから、斜度はあるわ、ちょっとした岩場があって凍ってるわで、ものすごく苦労することに。。トホホ。
道標に「山頂まで15分」とあるところから「山頂まで5分」の分岐まで、30分以上かかりましたわ(泣
横にある旧ゲレンデを詰めて行けばかなりラクに山頂に行けたはず。というのは行ってみなければわかりませんでした。
クライミングサポートのロングも着けておいて正解でした。快適な登高
まぁ、バタバタと苦労しながらも、無事山頂へ。
山頂部は雪がない(笑)
遮るものがなく、八ヶ岳が目の前に
甲斐駒ヶ岳もこの角度は初めて見るのでカッコ良かったー
中央アルプスも、諏訪湖も見えていたけど、北アルプスだけは雲の中~ 残念。
風も弱いので、おしるこでひと息ついて、のんびり〜
ここまで汗だくで登ってきましたが、さすがに汗が冷えてきたので下ります。
下りは旧ゲレンデの上部にある林を滑りましたが、ここでは少ない雪に泣く羽目に。
樹間がけっこう狭い(汗
さらにブッシュは出てるは、木の切り株はアタマ出してるわで、転倒すると思わぬものでケガしそうな状態。
もうちょっと積雪があると木立だけを気にすればいいので、そこそこ滑れたと思いますが、気にするものが多すぎて、冷や汗いっぱいかきました(滝汗
スピードが出すぎないようにするためにシールを付けたまま滑ったくらいです。
おそるおそるへっぴり腰です。
なんとか旧ゲレンデのトップに出ると、ここでもビックリ。
夏道のロープ杭の頭が出てる(汗
シールはさすがに取りましたが、避けるのに精一杯な私。
すでに疲労の色が(笑)
あまりに疲れて、林道で気を抜いたら思いきりコケました(泣
入笠湿原に戻ったところで、遅いランチを取ります。
山専ボトルだと朝入れたお湯で午後になってもカップ麺が食べれます。ステキ♪
朝滑った入笠湿原上の斜面を登り返します。
無事、ゲレンデ山頂駅に帰着です。
休憩込みで、上り2時間、下り1時間半のスキー散歩でした。
その後はヨタヨタスキーでゲレンデを下ります。
今シーズン初スキーなのにいきなり上級コース、入笠山の往復後で足ヘロヘロ。
テレマークターン、何ターンしたんだろう(笑)
ひーひー言ってる私の横を、ゴキゲンな鼻歌まじりに楽しそうに滑ってゆく少年に癒されました。
そうよ、楽しまなくちゃ!
ゴンドラ山麓駅に着いたところで、「もう1本行く?」と聞かれて、「ごちそうさま!満腹です!」と答えたのは言うまでもありません。
その足で温泉に直行でした!