4月に受験した、LPL認定試験に落ちて出てきた反応の一部始終を綴っています。
その5は、内観していった先でたどりついたものの話
わたしなんてどうなってもいい?
時間も、体力も、限界まで追い込まれた時に、いつもわたしが呟いていたこの言葉。
『わたしなんてどうなってもいい』
呟いている時は、まったく疑問にも思わず、あたりまえのように思っていました。
でも、試験に落ちて、自分を振り返ってみているときに、ふと疑問が湧いたのです。
なんだ?
この犠牲的な言葉は。
なんでこんな犠牲的なことを言うんだ、わたし?
この言葉はどこから来てるんだ??
なんで、とことん追い込まれると、自分を捨てて、他人優先になってんの?
他人軸になってる。
おかしい。
これを無意識的にやってる。
今まであたりまえだと思ってたけど、この言葉はおかしい!!
この時、客観的に自分を見れた自分を今更のようにすごいと思います。
いや、マジで!
この言葉に、
「え?待てよ?」
そう思わなければ、このあとのプロセスはなかったんですから。
『わたしなんてどうなってもいい』
この言葉が自分のどこから来ているのか、深掘りがはじまりました。
誰かのために役に立たないわたしは生きてる価値なんてない
『わたしなんてどうなってもいい』、そう思ってるんだ。
そう自分に語りかけると、次の言葉が出てきました。
『だって、誰かのために役に立たないわたしは生きてる価値なんてない。』
これが、自分がカウンセラーをしているセッションだったら、このままビリーフとして置き換えて終わっていたかもしれません。
でも、この時はこれが単に置き換えで終わるビリーフに思えなかったのです。
『そうか、誰かのために役に立たないわたしは、生きてる価値がないのか、そうか、そうか。』
しばらくこの言葉が出てきた感覚に留まり続けます。
すると、
『使命を果たさないわたしは、生きている価値がない』
ときた。
ほうほう。
そんなこと思ってるんだね。
もしかしたら、
『使命を果たさなきゃいけない』と思ってないかい?
これもビリーフなんじゃないの?
自分にどんどん問いを立ててゆきます。
なんで、そんなに自分が「そこにない」の!
なんで、究極の選択状態になった時に、わたしは『自分なんてどうなってもいい』と犠牲的になって、他人を優先させるのか。
『生きてる価値がない』と自分の生き死にをここにかけているのか。
なんで、「いのち」まで張っているのか。
自分のことながら、さっぱり意味がわからない。
これだけ自己探求してきたけど、まだ他人を優先させて、自分をおろそかにしているわたしがいる。
なんでこんなにも自分が「そこにいない」のか。
自分の存在をこれらの言葉の中に全く感じない。
この言葉を発しているわたしは実体はあるかもしれないけど、「存在」していないに等しいぐらい存在感がない。
この無意識的なパターンは何が根源なんだ?!
わたし、どこいったー?!
夢のワークから
『使命を果たさないわたしは、生きている価値がない』
この言葉から、昨年の秋に見た「夢」を思い出しました。
この「夢」を元に何回かワークをやっていて、この「夢」の中にいるわたしは、たった一人生き残って終ったことへの、絶望、孤独、虚無感、責任感などを感じていました。
『使命を果たさないわたしは、生きている価値がない』
この言葉には、この夢の中から出てきた、絶望、孤独、虚無感、責任感などと一緒にあるものだとすぐに繋がりました。
使命と責任を負って、たった一人生き残ってしまったわたし。
周りは漆黒の宇宙。
あの夢の中で味わった、これらの感覚を思い出します。
すると次の言葉が湧いてきました。
『だって、わたしにとって生きることは償いだから』
えええーーーーーっ!!!
『わたしにとって生きることは償いだから』
・・・
・・・
・・・
・・・
えええーーーーーっ!!!
自分がこの言葉に一番驚きました。
だって、「償い」って罪悪感じゃないですか。
なに、この罪人のような打ちひしがれた悲壮感。絶望感。
なんでこの言葉に納得して、しなだれている自分がいるの!
50年近く生きてきた中で、犯罪を犯したことはありません。
それどころか、この感覚、「償い」という言葉は、わたしの辞書にこれっぽっちもないに等しいものなのです。
償いのための人生?!
何これ!!
(あとから、明美ちゃんに、『雪絵ちゃんに一番似合わない言葉だよねー』と笑われました)
なのに、確かに、自分の中から出てきた言葉なのです。
『だって、わたしにとって生きることは償いだから』
あかん。
これは、お手上げだわ。
これをテーマにしたって、セルフじゃこれ以上ワークできない。
この考えに、妙に納得しているわたしがいる。
そんなこと、これっぽっちも思ったことないのに。
次の瞬間、師匠の明美ちゃんに個人セッションをお願いしているわたしがいました。
その6につづく。