ハッカ油スプレーを入れておく容器選びには注意が必要です。
作り方の前に特筆しておきますね。

リモネンと材質

ハッカ油には「リモネン」という成分が含まれています。
この「リモネン」はスチロール樹脂つまり、ポリスチレンを溶かす性質があります。

『みかんの皮で発砲スチロールが溶ける』という話は聞いたことがないでしょうか?

「リモネン」はオレンジやみかんなど柑橘類の皮にも含まれていて、これが原因で発砲スチロールが溶けるんです。

この性質を試す実験を、息子が夏休みの自由研究として試してくれたのでご紹介します。

ハッカ油がポリスチレンを溶かすか試してみた

どんな方法で?

市販されているプラスチック容器に、濃度別のハッカ油を入れて、時間ごとの変化を見る。

用意したもの

  • ハッカ油(作り方どおりエタノールと水で薄めた 1%・5%・50%の液と、100%(ハッカ油そのまま))
  • PET(ポリエチレンテレフタラート)製の容器
  • PS(ポリスチレン)製の容器
  • PE(ポリエチレン)製の容器
  • PP(ポリプロピレン)製の容器

素材によって形状が違いますが、それぞれ同じ量を入れています

ハッカ油 準備画像を拡大表示する

結果

容器ごとの結果は、以下のとおり。

ハッカ油 PET

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ハッカ油 PS

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ハッカ油 PE

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ハッカ油 PP

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ハッカ油 材質結果表

画像を拡大表示する

変化の様子を記号で表しています。
×:変化なし
○:変化あり
◎:明らかな変化あり
△:揮発しはじめた
□:揮発してなくなった

最後の一覧表がわかりやすいですね。

他の素材は「変化なし」なのに、PS(ポリスチレン)製だけは30分後から変化しはじめました。

100%液(薄めていないもの、ハッカ油そのまま)は、30分後から気泡が出はじめ、12時間後には竹串で底を触ってみると柔らかくなっていました。
48時間も経つと竹串でつついた時に一部分が剥がれ、プラスチックが溶けたような匂いまでしてきて、変化しているのは明らかでした。

100%のままスプレーとして使うことはないですが、実用的な濃度5%でも、24時間経てば容器に変化が生じていますね。

結果として、揮発することもわかりました。
アルコール(エタノール)が入っているので当然と言えば当然ですが(汗
実験中はフタをしていなかったため、想定外の結果が出てしまったのは反省点ですね。

まとめ

ポリスチレン製の容器はハッカ油で溶けます。

ここまではっきりと結果が出るとはちょっと驚きました。

実際に使う濃度は10%以下になると思いますが、長時間ハッカ油を入れておくとどうなるか、この実験結果からも想像はつきますよね。

容器の材質に、ポリスチレンスチロール樹脂PS と書いてあるものは避けましょう。

容器本体とスプレーの材質が異なるものも多いので、本体だけでなく、スプレーやフタの材質にも気をつけてくださいね。

ポリスチレンの特長についてはネット検索すると様々な情報が出てくるので、気になる方は調べてみてください。

オススメ容器

以上の実験結果から、容器としてイチ押しは「ガラス製品」です。

これはハッカ油そのものがガラス製容器で販売されていることからも、選択としては一番目でしょう。

また、茶色のガラス瓶は多色(青や緑)と比較して遮光率が高く、光による変化を受けにくいです。

で、Amazonで買うならこのアロマギフト社の製品には、本体ガラス瓶以外の素材が明記されていました。
スプレーはPP(ポリプロピレン)製、管はPE(ポリエチレン)製です。

他の製品は、本体がガラス製とは書かれていても、スプレーや管の部分の材質まで書かれているものは見つけられませんでした。

容量としても30mlは1シーズンで使うには適量ですね。
あまり多く作って残しても翌シーズンまでに揮発してしまうので毎年作り直しています。
そう考えると適量で作るのがオススメ。

ちょっとお高めの容器ですが、目先の安価さで買うより、高価でも繰り返し使える方が結果的に安くなりますし、プラスチック廃棄物問題が取りざたされる昨今、使い捨て感覚でモノを購入するのは好きではありません。

少しでも地球にやさしい買い物をしたいですしね。

SDGsでいえば、ゴール12「つくる責任、つかう責任」にあたりますね。

虫除けスプレー

ただし、登山の場合は止むなくガラス製品は使っていません。

携帯した時の安全性と、少しでも軽量化をはかりたいのでね。

食品の保存にも使われているという理由で、PET(ポリエチレンテレフタラート)製の容器を使うようにしています。

愛用しているのは無印良品の「PET小分けボトルスプレータイプ」

もう5年以上愛用しています。

商品規格が変わることなく、ロングセラー商品として残っている無印良品に感謝です。

ただ、使っているうちにスプレーが詰まってしまうので、こちらのボトルは残念ながら1シーズン使い切りです。

次の記事は・・・

次の記事は、濃度によって効果に違いがあるか試してみた実験記事です。

こちらも息子が夏休みの自由研究として体を張って実験してくれました。

「かゆい〜!!」と叫びながら公園に立っている息子を見て、申し訳ないけど笑いがこらえきれませんでした!

お時間がありましたら、引き続き読んでいってくださいね〜

ハッカ油関連のまとめ記事はこちらです。

この記事を書いた人

みうら 雪絵

みうら 雪絵

Nature Therapist / Healing Practitioner / Outdoor Activist / World Traveler / Nature Photographer

人間は地球に生きる多様な生物の一種であり、自然界(生態系)における”いのちの循環”の一部です。自然界との繋がりから離れて生きてゆくことはできない存在です。
自然界と繋がって生きることは、生きる力・生命の力の根源と繋がることだと思っています。

自然界(生態系)の一員としてこの地球に生きている意味を考え、自然の理を感じながら生きるとはどういうことなのか。
今までに学んだ様々なヒーリング・セラピー・カウンセリングスキルを駆使しながら、体(ボディ)・心(マインド)・魂(ソウル)・霊(スピリット)の関係性を探求しています。

このブログには、わたしのライフスタイルを通して、わたし自身が”自然に生きて”いけるようになってゆくプロセスを綴っています。
体験したことを感じたままを表現している「人生という名の創造物」の記録でもあります。

白馬三山を映す八方池

ネイチャーセラピー

五感を使って自然と一体となるだけで、人は日ごろのストレスから解放されます。

Outdoor Activist歴30年以上の経験で培ったフィールド知識を活かして、安心して楽しく自然と触れ合うサポートをしています。

日本シェアリングネイチャー協会 公認ネイチャーゲームリーダーとして、ネイチャーゲームを取り入れた自然体験もご提供可能です。