ココロでダイエットできるのか? タイトルに惹かれるのと同時に、どうやって?? という疑問に満ちて読み始めると、なんのなんの、コレは「ただの」ダイエット本ではなかったです!
友人にすすめられた本で心屋さんを初めて知った著者の和田ゆみこさんが、心屋さんの言葉をご自身にあてはめながらダイエットに取り組まれた様子が綴られていますが、あちこちででてくる心屋さんの言葉がすごい。
読んでるだけで出るわ出るわ、自分の思い込み!
- 病弱でガリガリだった幼い頃、「細いねぇ」としみじみ言われるのがイヤだった。
- ごはん粒1つでも食べ残すと怒られた。
- そこから生まれた「もったいない」という考え方。
- 好き嫌いが多いのに、残すと怒られるから「ガマン」して食べなきゃいけない。
- 食べることに楽しみを感じていない。
- 生きるために仕方ないから食べている
ちょっと書いただけでもこんなに出る思い込み!
(心屋さんはこの「思い込み」を「前提」と表現されています)
そして、全部「ない」なんですよ。
これには驚いた!
心屋さんは他の著書やブログでもよく書かれてますが、この「ない」思い込み・前提がアカンのですよね。
「ない」から足そうとする。
「ない」から頑張ろうとする。
どんなに頑張ったて辛いだけじゃないですか。
だって、そもそもできないことなのに。
これを心屋さんは「ちゃんと神話」「がんばる教」と呼びます。
コイツ、曲者ですよ!
ちゃんと神話やがんばる教の人はそうしなければいけない、そうしないと生きていけないと思っているので、自ら頑張れる環境を作り出しちゃうんです。
わかります?
自分で自分に試練を課しちゃうんですよ。
「食べる」という行為ひとつとってもこれだけの思い込みを持ってるわけなので、そりゃ、食べるの楽しくないですわ。
だって「食べる」ことは試練なんですもん。
さらに言えば、食べ物をつくる料理は好きじゃないんですよ、わたし。
もうね、すぐにこの思い込みを全部「ある」にしました。
- 病弱でガリガリでもいい。
- ごはん残しても怒られない。
- もったいなくていい。もったいないと思いながら食べられてる方が「もったいない」。必要とする人に回した方がいい。
- 好き嫌いはあっていい。残しても怒られない。「ガマン」して食べなくていい。
- 食べることを楽しい。
- 食べなくても生きていける。
「食べる」ということを通して、いかに自分を大切にしてこなかったかを痛感しました。
なんて雑に生きてきたんでしょうね。わたし。
なんて自分を粗末にしてきたのかと驚愕でした。
「食べる」という、生きるために一番大切なことだからこそ、思い込みがボロボロ出やすいのかもしれません。
自分の内側にある「本当の自分」を読んでるうちにこんなに発見するとは思ってもいなかったです。