アドラー心理学でいう「勇気づけ」と「勇気くじき」

アメリカのアドラー学派の専門家によって作られた、子育てする親のためのプログラム「STEP」を学んでいます。

第3章はテーマは『勇気づけ』

アドラー心理学の『勇気づけ』と言えば、それだけに特化したプログラムもあるし、本も多数出版されているくらい“キモ”とも言えるキーワード。

これをたった1章で学んでしまおうというのですから、ディスカッションしても話題は尽きず、とても深く濃密な回でした。

アドラー心理学のいう『勇気づけ』とは?

「勇気」とは、文字のとおり読むと勇ましい感じがしますが、アドラー心理学ではとても重要な概念で、「みずから進んでリスクのともなう行動を引き受けること」を言います。

つまり「勇気づけ」とは、みずから進んでリスクをともなう行動を引き受けられる力を持てるようにすることで、マイナスの状況をプラスの状況に変えてやろうとすることではありません。

アドラー心理学では、

親子関係をよりよくするためにもっとも大切な方法のひとつが、子供を勇気づけることです。

勇気づけとは、子供の長所や能力に目を注ぎ、子供の自尊心を育む作業です。

と、文字にしてしまえばたった一文です。

親ならばみんなそう育てたいと思っているのでは?

しかし、現実はどうかというとこれが結構できていない。

簡単にできるならば講座や著書がいくつも存在しないはず。

具体的にどうすることが『勇気づけ』になるのか。

それを学び、実践しようとしていくと、親の価値観を根底から変えるくらい、意識しないとできない と感じています。

でも、大きなことではありません。

小さな小さなごくごくシンプルなことの積み重ね。

親がひとつひとつ「勇気づけ」に変えてゆくことで、子供も変わってゆきます。

それは我が家も体感しているところです。

勇気くじき

『勇気づけ』の話をするときは『勇気くじき』のお話もするとわかりやすいでしょう。

『勇気くじき』は『勇気づけ』の反対です。

上の定義から言えば、

『子供の短所やできないことに目を注ぎ、子供の自尊心を削いでしまうこと』

になりますね。

この一文を見ると「ひどいなぁ」「そんなことやってないよー」と思われるかもしれませんが、これを結構やってるんですよ。

例えば、

子供を罰する、頭ごなしに叱る、小言を言う、口出しする、干渉する…

「今日はおやつはありません!」

「お兄ちゃんでしょ!ガマンしなさい!」

「ちょっと何やってるの!いい加減にやめなさい!」

「宿題やったの?」

「これはね、こうした方が早いのよ」

具体的に言葉にするとわかりやすいですね。

子供に言ってませんか?

耳の痛いことばかりですよね。

私もついつい、気がつくと言ってたり、やってたりしています。

親子に限らず、夫婦でもよくありません?

会社で、上司・部下の関係でもありませんか??

これをこのまま、ご夫婦の会話、会社での会話に置き換えてみてください。

アドラー心理学の親子関係を学ぶことは、そのまま人間関係に活かせることがほとんどです。

こんな言葉を言った覚えはどなたにでもあると思います。

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では、言われた方はどうでしょう?

これもどなたでも経験があるハズ。

ムッとしますよね。

それは子供も同じです。

相手が親だから何も言いませんが、感じていることは同じです。

毎日こんなことを繰り返し言われていると、イヤになると思いませんか?

反抗したくもなります。

腹も立ちます。

そして、ヤル気がなくなると思いませんか?

さらに、「やってみよう」「やってみたい」という挑戦する気持ちも萎えていくと想像できませんか??

こうやって子供の自立心は消え、やったことで育つはずの自信や責任感が育たなくなってしまいます。

子供が生まれながら持っているはずの力、それらが発揮できなくなってゆきます。

それは親の『勇気くじき』の結果なのです。

そして『勇気くじき』を繰り返された子供は不適切な行動をするようになってゆきます。

こんな子育てなんて、したくありませんよね。

次回は

さすがにひとつにまとめきれませんね。

今回は「勇気づけ」と「勇気くじき」について、ごくごく簡単に書いてみました。

次回は「勇気づけ」をしていく上で、一番気づきのあったことについて書いてみます。

 

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