7月25日といえば、ダーリン・ケニーの再誕生の日。
今年で3歳になりました☺️
3年前のあの日のことは今でも忘れることはできません。。。
読み返して、1人で滝涙&滝鼻水😭
(この時文章にしておいてよかったなぁ…)
3年経って思うことは、命はいつ何時、終わってしまうかもしれないという儚い側面もあるけれど、生きようとするそのパワーに感動しかないこと。
ケニーの心臓は前触れもなく(本当はあったかもしれないけど)突然止まりました。
けれども、たくさんの人に助けられて、今は以前と変わらぬ日常を過ごせています。
その過程には、ケニー自身の復活への根気ある努力もありました。
全く動かなかった左手のリハビリは相当努力もしていました。
でもね。
私が感動しているのは、生命の自然治癒の力なのです。
自然治癒の力、体が治ろうとする力を適切にサポートすれば、人の体はここまで回復するんだということを、この3年間近で見せてもらいました。
わたしにとって、この3年のケニーの姿は驚きと感嘆でしかありませんでした。
心臓は再び動き出してはくれたものの、心臓の機能回復のため、行動を制限された入院生活で、一時は70〜80歳の老人のような後ろ姿でした。
この人はこのまま朽ちていくのかも…と思ったこともありました。
けれども、なんの、今や実年齢よりも若く見えるし、当時のことを知らなければ、心肺停止して長期入院・療養していた人にはとても見えない元気っぷり。
今年に入ってからは、テント泊山行や、かなりハードな日帰り山行もこなし、倒れた年にはわたしより体力なかったのに、あっさり抜かれて、以前ほどではないけれど、それでも現役バリバリで登山を楽しんでいます。
生命力。
その一言で片付けることができないほどのパワー、生きようとする生命の姿を見せてもらって、誰にでも体験できることではないこの貴重な体験は、わたしの価値観を確実に覆してくれました。
生命の力、自然治癒の力を心底信頼できる。
自分のがん体験においても、ケニー再誕生の姿は、治癒に向けての考え方のベースになっています。
諦めない。
生命の力、自然治癒の力を信じて、それを助ける生活をする。
わたしが病気に対してできることは、究極これだけだなと思います。
この考えをベースに、日々選択&実践の自分の体を使った実験中。
それが治療、治癒の道だと思います。
3年前はとにかく必死で、あまり深く考えることはできなかったけれども、自分のがんだけがギフトではなく、ケニーの心肺停止体験から繋がってるんだなぁ、この体験も自分にとってはギフトだったなぁと思います。
そしてね。
この3年の体験-ケニーの心肺停止、自分のがん発病、再発-というギフトを、世の中に還元したいと思うようになりました。
世の中には、病気で、特にがんで苦しんでいる人がたくさんいます。
患者本人だけでなく、家族も。
その治癒の過程の一助になりたいと思うようになりました。
治癒の方法は、山ほどありますが、その中でわたしができるのは精神的、心理的な側面だと強く思っています。
体と心は繋がっているからね。
体だけのケアでは片手落ちだと思うんです。
自分のためもあるけれど、今、さまざまな心理療法を学び、実践しています。
自然治癒力をベースにしてね。
あ、もちろん、森も、ヒーリングも使いますよ。
森林セラピーはNK細胞活性のエビデンスもあるからね。
ヒーリングにはわたし自身がめちゃめちゃ助けられてきたし。
ずっと、森×心理の方向性を探ってきたけれど、ここに「がん」という要素が加わって、自分の向かう方向性が明確になってきたなと感じています。
森(自然)×心理×がん のセラピー、ヒーリング。
これを自分の中に感じると、自分の中に1本の軸が通ったような感覚があるんです。
そうね。
真っ直ぐ空に向かって伸びているヒノキやブナの大樹のように。
ここまで来るために、3年前の体験は必要だったし、この3年で体験してきたことすべてが今に、そして未来に繋がってる感覚があります。
そう思うとムダなことなんて1つもない。
毎年巡ってくるこの日は、ケニーの再誕生を祝い、何ひとつあたりまえではないことを再認識し、噛みしめる日であり、自分の軸を再確認する日なんでしょうね。