2021年1月11日。
今日は成人式ですね。
たくさんの新成人さんの晴れ着姿がFacebookのタイムラインに上がってきて微笑ましいです。
息子ちんと同い年、2000年生まれの仲間がこんなにいたんだなぁってね。
その息子ちんは成人式への出欠お伺いがあった昨年夏、早々に「行かん」と欠席を決め、今日我が家には式典で渡されたであろう紙袋が1つ届きました。
欠席した息子のために、届けてくださった方、式の準備をされてきた方々に心から感謝申し上げます。
息子には届いたことだけを伝えさせていただきました。
その息子ちんは今日も自分やりたいことに向かって一直線に向かっていることでしょう。
今年の新成人さん達が生まれた年、2000年辰年はミレニアムイヤーと言われ、キーワードとなってあちこちで聞かれた言葉でしたっけね。
我が家の息子ちんの名前には、そんなキリのいい数字とそこに込められた様々な希望を込めて干支を名前に入れました。
「龍」の字がついてます。
彼らが生まれた時、多くの親達が新しい時代を担うであろう我が子に希望をたくさん見たんじゃないかと思います。
あれから20年。
まさか、こんな20年後になってるとは想像もしなかったですね(笑)
でも、これがその「新しい時代」の幕開けだとすればどうでしょう?
奇しくも「風の時代」という言葉が昨年12月からよく聞かれるようになり、西洋占星術好きのわたしもこの「風の時代」の意味するところを体験をとおして実感していっているところです。
「風の時代」とは情報過多の時代、「個」の時代です。
情報という風が吹く中、「個」という自分をしっかり持ち、大地に根を下ろしていないと「風」に飛ばされてしまう時代です。
その時代を生き抜くには、情報を取捨選択する能力が必要です。
その時頼りになるのは「自分」。
自分は何を信頼するのか。
自分はどの意見に賛同するのか。
自分はどうしたいのか。どう在りたいのか。
とことん「自分」に問いかけていくことになるでしょう。
その時、自分が自分を信頼できなければ、情報という風に惑わされてしまうことになるでしょう。
わたしは、その術を彼らはすでに手にしていると感じています。
子供の頃から、テレビがあたりまえにあり、スマホを片手に、たくさんの情報の中で育ってきたはずです。
わたしのような親世代とは育ち方が違う。
そう思います。
だから、今のこの状況から、自分に必要な情報を取捨選択し、その中から新しい何かを生み出し、また育てる力を彼らは持っていると思うのです。
息子ちんを見ていると、現に、その力を発揮していると感じています。
だってですよ。
今のこの状況で、失望も絶望もしていないんですよ。
今年、学生最後の1年を迎え、就職に向かっていくのですが、この状況だからこそ、新しいことができると希望を持っているんですね。
もう、びっくりしたわ。
どんな状況、環境であっても、希望を持てる。
それは若さゆえの特権でもあります。
どうか持てるその力を、「新しい時代」を切り拓いてゆく力として活かしていって欲しい。
今まであたりまえであったもの、常識と呼ばれるものが大きく変わってゆく時、どんな抵抗があったとしても、今持っている希望の灯を失わないで欲しい。
こんな時代に成人を迎えた彼らには、自分の力を信じて前を向き続けて欲しい。
親世代として、わたしにできることは、その彼らの希望の灯が消えないよう、その生命の持つ可能性を信じ抜いてあげることだと思っています。
たった1人でいい。
我が子をどこまでも信じる、応援者で在りたいと思います。
無限の可能性を持ち、育ってきた様々な希望の芽を、摘み取ることなく花咲かせてあげること。
その芽が育つ、土壌を保つこと。
「社会」「世界」という大地を健全に保つこと。
それがお役目だと思っています。
育ってくる中で、晴れの日だけでなく、嵐の日もあったよね。
でも、雨も、太陽も、風も、土もなければ、タネは芽に育たない。
この世界にはタネが芽になり、花を咲かす、ありとあらゆるものが存在していて、どれをとっても必要のないものはありません。
そして、それはあなた自身もです。
新成人のみなさん、
どうか、その可能性の芽を、思う存分育てて、花を咲かせてください。
サクラはサクラとして、
タンポポはタンポポとして、
他の何かを咲かすのではなく、「自分」という花を育てて、咲かせてください。
(花ではなく、「木」でもいいよ〜)
「自分」という自然の一部を、大きく育てていってくださいね。
あなたという存在がこの世界を支えていて、
世界があなたという存在を支えています。
どちらがなくても成り立ちません。
人に成ると書いて「成人」。
自然の一部である人として、この世界の成り立ちに加わっていって欲しいと心から願います。
ご成人おめでとうございます。
最後に
我が息子ちんへ
自分が信じた「声優」という道を、まずは納得いくまでやりきれ〜!
何者になれなくても、やりきること、「もういい」というまで、とことんやってみそ〜
それをただ応援しております。
あなたという存在がわたしの人生に彩りを添え、あなたから学んだことは星の数以上でしょう。
何より、あなたのおかげで、母親という体験をすることができ、人を1人育てるという貴重な役割を担うことができました。
今日でこれも一区切り。
一般にはダメ親だったかもしれないけど、わたしなりに全うできたのかなと思うので、このお役目はここで一旦下ろしたいと思います。
これからは同じ時代を生きる仲間としてよろしくね。
人生のうち、20年という長い時間を共に歩ませてもらえたことに感謝しかありません。
いろんなことがあったけど、思い出すのは楽しい思い出ばかり。
あなたという存在に心からの感謝を♡
わたしの元に来てくれてありがとう。
▲生まれたばかりの息子ちん
42週めいっぱいお腹におり、出てくる気配ナシ
ようやく顔を見れた時でした
▲育児休暇中の1年は毎日一緒で写真撮りまくってたな(笑)
▲1歳になって保育園へ
毎朝近所に響きわたるほどの大泣き
後ろ髪引かれるように通勤していたのを思い出す
息子ちんの成人を機に、写真を保存してきたハードディスクも寿命に。
ハードディスクの入れ替えを作業がてら、撮りためた写真の蔵出しと、家族の写真も整理してなんらかの形で残したいと画策中デス。