舌にできた口腔扁平苔癬が育って、舌腫瘍と診断されました。
舌がんの疑いでいろんな検査を受けてきました。
3つめの検査は造影剤を使ったCT検査でした。
CT検査
MRI検査で磁場酔いしてしまい、運転して帰るのが厳しかったので、CT検査はけんちゃん(夫)に付き合ってもらいました。
けんちゃんが運転できるところまで復活しててホントによかったー(夫は昨年心肺停止となり甦ってきました)
検査時間はMRIより短く、検査着に着替えることもなく検査室へ。
CT自体は、足を骨折した時に撮影経験があるけれど、造影剤ははじめてでした。
まずは、普通に撮影した後、点滴で造影剤を注入。
ここでもやはり、副作用をかなり慎重に見ていたように感じました。
体が熱くなるのは皆さん同じなので、驚かないでくださいね。
と、言われましたが、面白いぐらいに、どこをどう通って体内に入ったのかハッキリとわかるぐらいに熱くなりました。
普段は感じることのない体内の経路を感じました。
これ、解剖学がわかってる人だと、どこを通ったかわかるんでしょうね。
(残念ながらその知識はないのでどこを通ったかはわからない)
造影剤はそんなに気にはならなかったんですが、点滴針がめちゃめちゃ痛くて、不機嫌になってしまいました(← 子供かw)
痛みは残るは、手先は痺れるはで苦痛でした。
けんちゃんがコンパートメント症候群を体験したこともあって、ちょっとした違和感も残したくないんですよね。
担当した看護師さんが医師に繋いでくれて、帰る前に診察してもらいました。
医師いわく、“若さ”ゆえと(赤いモビルスーツに乗ってる人が言ってたようなw)
過敏に反応してると思うので、長く痺れや痛みが続くなら連絡ください との話でした。
結局、痛みと痺れはゆっくと引いたものの、針の後は数日間残ってしまいました。
元々注射針は苦手な方なので、痛みに過敏だったのかもしれません。
後に響くような後遺症はありませんでした。
Being(在り方)の素晴らしさ
そのまま帰らせず、医師に繋いでくれた看護師さんの対応はありがたかった。
もう少し、親身に接してくれたら、なお良かったと感じてるんだけど、ちょっとマニュアルっぽくて残念だったなぁ。
対人援助職の在り方は、病院というセンシティブな環境だと際立つね。
親身になって対応してくれる看護師さんが多くて、心温まることが多いだけに、この時の看護師さんの残念さは目立ってちゃったかも。
初診の時から感じてるけど、がんセンターの看護師さんはもちろん、検査技師の方、事務の方、皆さんすごく親切で、丁寧で、寄り添い力がすごくて、Beingが本当に素晴らしいんだよね。
病棟はどうかわからないけど、少なくとも外来の時に接する方は皆さんとても心地いい。
だから自然とこちらの気持ちも和らぐし解れる。
これって治療にとても大切なことなんじゃないかと思う。
痛みとか、苦痛とか、いい思いがあまりない医療の場で、緊張していたら余計辛さが増しそう。
でも、ここは最初からそれがない。
医師や看護師、その他のスタッフさんと話していて、気分的に不快な思いをしないから、自分が緩んでいるのがわかる。
その緩んだ状態で診察や検査を受けるから、緊張があまりなく、落ち着いて穏やかな気持ちでいられる。
みんな、ほんといい人ばっか。
癌に特化した病院だからなのか、それとも県立病院だからなのかはわからないけど、少なくとも、人への接し方、寄り添い方から、この病院を信頼できていることは間違いない。
患者と医療関係者の信頼関係って、治療の経過に影響すると思うんだよね。
がんセンターというちょっとビビっちゃう名前の病院だけど、この病院で治療を受けることへの不安はない。