昨日の事件からツバメっ子が落ちていないか気が気でない大家です。
朝見ると、また落ちていた末っ子。
元気に動き回っていたので、すぐに巣に戻してやると、エサをもらい、とっても元気にしていてひと安心。
夕方帰宅しても、一番前に陣取りお腹いっぱいエサを食べていました。
ところがです。
日も暮れる頃、子どもたちが大騒ぎ。
今宵はお母ちゃんが巣に帰ってきていました。
大家もひと安心していたところ、ガサガサと物音が。。。
またしても末っ子が落ちていました。
どうも、お母ちゃんが巣に入ったため、押し出されてしまったようなのです。
夜はさすがに巣に戻さなければ寒さで命が危ない。
大家はお母ちゃんがいるとわかっていても、末っ子を巣に戻しに脚立に上りました。
ビックリしたのは母ちゃんの方です。
ウトウトとしていたのに目の前に人間がいる!
飛び起きると巣から飛び出し、私に何回かアタックを食らわし、大きな声を上げます。
すみませんね。
敵じゃないんですけど。
でも末っ子は放っておけないんですよ。
このままだと明日の朝には冷たくなってるんで。
すかさず父ちゃんも飛んできて大騒ぎに。(^^;;
両親にアタックされながら、とりあえず末っ子を巣に戻して、そそくさと室内に戻りました。
両親はどこかへ飛び去ってしまいました。
そしてバツの悪いことに、ベランダにチラッと顔出した瞬間に母ちゃんが飛んできて、また鉢合わせ。
立場わる〜(;^_^A
両親は真っ暗になるまで家の前の電線にいましたが、結局巣に戻ることなく森へ帰ってしまいました。
巣を増築することにした
子ども達が眠りに入ったにも関わらず、羽ばたきの音やポロポロと何かが落ちている音が聞こえてきます。
そのたびに大家はベランダに顔を出し、誰かが落ちていないかチェック。
よく見てみると、巣がもう原型をとどめないほど崩れており縁の部分はもうほとんどありません。
子ども達も寒いんでしょう。
寝ながらモゾモゾと動き、おしくらまんじゅう状態で、時折落ちそうになるので、羽ばたきが聞こえてくるのです。
これからもっと大きくなり、羽ばたきの練習が始まるとその影響でまた誰かが落ちかねません。
この巣ではあかん。
大家はそう判断し、急遽巣の増築突貫工事をすることにしました。
巣の増築はしたものの。。。
家にあるものでとりあえず巣を作って本巣の斜め下に設置しました。
5羽いる子どもを2:3に分ける作戦です。
寝ているうちに移そうかとも思ったんですが、親に見つけてもらえないのもかわいそうなので、今宵はそのままにして、明日朝、両親が戻ってきて子どもに餌をやっているのを確認してから作戦を実行しよう。
そう思っていた矢先、バタっ! カサカサカサっ とまた何かが落ちた音がしました。
もう運命と思うしかない。
落ちていたのはやっぱり末っ子でした。
これで4回目。
しかも寝ていて落ちたので打ちどころが悪かったのでしょう。
落ちた後の様子がいままでとは全く違いました。
何回か痙攣のような動きをしたあと、動かなくなってしまいました。
手の中にとって、つついてみても反応しません。
生きる力を感じない。。。
夕方まであんなに元気いっぱいで、生命力にあふれていたのに。
これはもうたぶんダメだろう。
そう思いながらも、手で毛並みを揃えてやり、兄弟の眠る巣の真ん中へ戻してやりました。
明日の朝、お母ちゃんに怒られるだろうな。。
それよりもお父ちゃんもお母ちゃんも、また巣に戻ってきてくれるかな。
末っ子は仕方ないとしても、他の4羽までダメにしたくない。
お父ちゃんやお母ちゃんとも信頼関係が築けたと思っていたのに、末っ子のことで夢中になり過ぎて、せっかくの信頼が崩れてしまったように思える。
しばらく様子を見れなくなってもいいから、子育てだけは続けてほしい。
そう思いながら眠りにつきました。