起立性調整障害があり、毎朝の起床時には頭痛がつきものの息子ちん。

何も予定がなければ起きる時間はまちまち。
遅い時は夕方のこともあります。

朝起きれないため、症状が顕著になった高2の3学期からは「起きれたら学校に行く」という状態でした。

その結果、彼は高校を3年間で卒業することはできませんでした。

この春、同級生達は進路を決め高校を卒業しました。

この状況の中、息子ちんはどうするのかな? どう感じるのかな? と思って見守っていました。

学校に時間どおり登校できなくなった頃から、親身になって相談にのってくれた担任の先生と、教頭先生の勧めで卒業しないけれど卒業式には参加していました。

卒業生の席も、保護者の席も、制服で参加するのは違和感があるから、行きたくないと思っていたようですが、教頭先生の「教職員席に席作ってやるよ」の一声で参加を決めて、同級生達の卒業を見守りました。

その日は部活のメンバーと打ち上げに行ったりして、同級生達と同じように卒業式の日を過ごしていました。

その後も、友達の合格発表を共に喜んだり、来週には沖縄への卒業旅行も半年も前から計画して楽しみにしています。

みんなと一緒に卒業できないことはわかってるのにね。

先日は、両親が旅行に行っている間に友達を招き、泊まってもらい、ご飯を作ったと聞いてめっちゃ驚きました!

今日も、「呼び出された-」と言って、午前から近くの公園に出かけていきました。

この1年、「家がいい」「外に出たくない」と朝から晩まで家の中に居た息子ちんが、午前から外出してる!

これだけでも相当の驚き!

さらに、友達を呼んで、もてなしたって聞いて、満面の笑みになってしまいました。

友達の力ってすごいなぁ。

友達との間に、心の壁を作らず、至って普通に接することができる息子ちんもすごいし、学校に来てないからって特別扱いせず、普通に接してくれる友人達もすごい。

わたしだったら、自分で自ら「壁」作っていただろう。

わたし、学校行ってないし。
どう思われてるんだろう…

きっと彼らにもそんな時はあったのかもしれない。

でも、その心の「壁」を低くしてくれたのは、ゲームでありSNSじゃないかと思うのです。

学校に行ってないから友達と繋がれないのではなく、彼らは毎日ゲームやSNSを使って繋がっていました。

わたしの時代にはゲームやSNSなんてなかったから、自らのストーリーにはまり、「壁」をどんどん高くしていただろう。

でも、彼らは学校の外でしっかりと繋がっていました。

一時は、こんなにゲームばっかやってて大丈夫かな? と心配になったこともあったよ。

でも、ゲームやSNSは友達と繋がり続けるツールでもあると信じていたので、取り上げるようなことは一切しなかったし、その発想もありませんでした。

使う時間は気にかけてね とは言ったけど。

あの時の息子ちんから、ゲームやSNSがなくなっていたら、今の楽しそうに出かけてゆく姿は見れなかったかもしれません。

学校に行ってなくても、学校の外、ゲームやSNSで友達として繋がっていられたから、彼らの友情は今もある。

そう強く感じるのです。

以前、息子ちんがこう言ってたことがあります。

『心から信頼できる人が友達なんだよ』

友達の定義は人それぞれだけど、息子ちんにとっては「信頼度」が定義になってるんだね。

中学の時にあったことが原因で、人との付き合い方、距離感に悩んできたけれど、彼は彼なりに自分と他人との関係性を築いてきたんだなぁ と。

その関係性を築くのにゲームやSNSはとても大切な役目を果たしてくれたんだと思う。

彼の言う「信頼」はゲームやSNSがあったから、生まれてきた言葉なんだろう。

表面的な付き合いではなく、相手がどんな状況であっても繋がり続ける。
そんな友達からの「信頼」を彼は受け取ったんじゃないだろうか。

18の春。

息子ちんも、彼の友達も、それぞれ進路を決めて4月からは新しい世界へ一歩を踏み出します。

友人達は自宅から離れて、下宿しながらの大学生活へ。

息子ちんは、在籍していた県立高校であと1年学ぶ道でもなく、高卒認定試験を受けて大学を目指す道でもなく、通信制高校へ転籍し残った単位を履修して高校卒業を目指すことになりました。

選んだ高校がN高校っていうのもまた息子ちんらしい。

ゲーム大好きな息子ちんと彼らが、リアルがどんな状況になっても、ゲームやSNSを通して繋がり続けることは変わらないでしょう。

今の時代に生きる彼らを見て、学生時代に身近な友人達と繋がりを感じられず、自分から「壁」を高くしてしまったわたしとしては、ある意味羨ましくも思っています。

友達と繋がり続けていられるって、とても大切なことだよね。

彼らの友情を、大人の信頼をもって、これからもナマ温かく見守りたいと思います。

彼らの18の春に乾杯!

via PressSync

この記事を書いた人

みうら 雪絵

みうら 雪絵

自然と人をつなぐ Nature Therapist /
山と森をこよなく愛す Outdoor Activist /
自然や風景に惹かれるままどこにでも足を運ぶ旅人(たびんちゅ)

自然界と繋がっていることは生きる力の源。わたしたち人間は地球に生きる多くの生命のひとつであり、自然界との繋がりから離れて生きてゆくことはできません。自然界の一部としてこの地球に生きている意味を考え、感じたままを言葉にして綴っています。
このブログは自分という樹の成長の歩みでもあります。

生かされていることに感謝しながら、愛する家族とともに、自由に生き、安らぎに満ちた日々を過ごせることが何よりの幸せ♡

白馬三山を映す八方池

ネイチャーセラピー

五感を使って自然と一体となるだけで、人は日ごろのストレスから解放されます。

Outdoor Activist歴30年以上の経験で培ったフィールド知識を活かして、安心して楽しく自然と触れ合うサポートをしています。

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