心肺停止で倒れた夫のよみがえり日記 25日目
2018年8月18日(土)

夕食の時間

今日は予定があったので、病院へは夕食時間近くの到着になった。

今日は一人だから、けんちゃんの夕食にゆっくりと付き合うことにする。

二人で夕方のニュースを見ながら、他愛のない会話をして過ごす。

転院に向けていろいろな検査があったし、転院先も決まって予約も取れた。

転院先で診察を受けたら、転院の日、手術の日がとんとん拍子で決まっていくだろう。

目標ができると頑張りたくなるけんちゃんは、治療がはじまり、未来が見えたら、そこに向かって突き進んでいくだろう。

今のようにゆったりとできる時間はこれから減っていくような気がする。

せっかく神さまからいただいた休養期間だもの。

転院先の診察を受けるまでの時間は、意識してでもゆっくりとした方がいいのかもしれないね。

わたしにとっても、二人でゆったりと過ごせる貴重な時間になる気がした。

先生との時間

夕食後の血圧を下げる薬が1錠から半錠になった。

薬も少しずつ減ってきている。

けんちゃんが順調に回復している証だろう。

夕食後、帰ろうとしたら担当医の先生が回診にみえた。

土曜日の夜ということもあって、先生も時間があったみたいで、気がついたら3人で1時間近くも話していた。

先生も登山の志があるらしく、たまに行かれてるみたい。

そんなささやかな共通点が嬉しいんだよね。

転院先への紹介状にも、倒れる数日前に北アルプスを縦走登山していた と書かれていた。

このひと言だけでも、親身になっていただけるんだなぁと感じてしまう。

先生とも、ご縁なんだなぁと思う。

「失ったものを数えるな。残されたものを最大限にいかせ」

『失ったものを数えるな。残されたものを最大限にいかせ』

けんちゃんがテレビで見かけた言葉らしい。

とても響いたと言ってたから調べてみた。

パラリンピックの父とも言われる、ルートヴィヒ・グットマンの言葉のようだ。

傷痍軍人の治療していた頃、かけた言葉らしい。

力強い言葉だな。

左手がほとんど動かないけんちゃんには、後押しする励みとなったようだ。

『やれることからやっていけばいい。』

倒れて、戻ってきたことを、けんちゃんはおまけの人生だという。

けんちゃんにとって「残されたもの」とは、これからの先の人生すべてだろう。

一度失いかけた人生の、その重みはけんちゃんにしかわからない。

この記事を書いた人

みうら 雪絵

みうら 雪絵

人間は地球に生きる多様な生物の一種であり、自然界における”いのちの循環”の一部です。自然界との繋がりから離れて生きてゆくことはできない存在です。自然界と繋がって生きることは、生きる力の根源と繋がることだと思っています。
自然界の一員としてこの地球に生きている意味を考え、自然のままに生きるとはどういうことか、体験をとおして探求中です。

今は、生かされていることに感謝しながら、自由に、安らぎと穏やかさに満ちた暮らしを楽しみ、バランスの崩れた体を健康な状態に導くべく自分の体でヒーリング実験中♪

このブログはわたしが体験し、感じたままを綴っています。

白馬三山を映す八方池

ネイチャーセラピー

五感を使って自然と一体となるだけで、人は日ごろのストレスから解放されます。

Outdoor Activist歴30年以上の経験で培ったフィールド知識を活かして、安心して楽しく自然と触れ合うサポートをしています。

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