心肺停止で倒れた夫のよみがえり日記 15日目
2018年8月8日(水)

食事

朝から写真付きのメッセージが送られてきた。

今日から普通食になったのが嬉しく仕方ないみたい。

ごはん、お味噌汁、煮びたしに、牛乳にお茶。

ごくごく普通の朝ご飯が、普通に食べられることが、嬉しくて仕方ないのが、メッセージに乗って伝わってくる。

お昼は、「か、カレーだ!」と感激のメールがまた来た。

今まではあたりまえだったことが、あたりまえでなくなってはじめて、有り難さと嬉しさが湧いてくる。

けんちゃんも嬉しいだろうけど、わたしも嬉しい。

今日は食事以外にも、弾性ストッキングが要らなくなり、最後の点滴ルートも外れた。

これでけんちゃんに通じていた管はすべてなくなった。

あれだけ管まみれだったのにね。

少しずつ少しずつ、今までの「あたりまえ」だった日常へ戻っていってる。

すべてが一旦リセットされたからこそわかる日常の有り難さ。

家に帰るまではまだまだ道のりはあるけれど、いつか家に帰ってくる日もやってくるんだなぁ。

請求書と限度額適用認定証

昼寝から目覚めるとけんちゃんからまた写真付きでメールが届いていた。

「請求書きたぞ」

その言葉に寝ぼけ眼で画像を見る。

ん?

んん??

んんん???

金額を三度見した。

請求額欄には、ななじゅうさんまんよんせんひゃくよんじゅうえん と書かれていた。

これは自己負担分だけ。

しかも7/25〜31の請求額だから、ICUにいた時なので全額保険適用分だ。

だから、合計金額には、2447140と書かれている。

6ケタは覚悟してたけどさ、こんな金額の請求書はじめて見たわ!

一遍に目が覚めた。

うーん。
この金額どうやって準備しよう。

困ってFacebookにこんな投稿してみた。

すると、お友達が書いてくれたコメントで気づく。

限度額適用認定証は8月から申請してしまっているから、この金額は払わなきゃなぁ〜と勝手に思い込んでいた。

でも、一度問い合わせてみよう。

さっそく電話してみると、「病院側が精算を待ってくれるなら、7月からで再発行する」と言ってくれた。

わお!それは有難い!

すぐに病院にも電話する。

「いいですよ〜
7月からの認定証が届いたら持ってきてください。
計算し直して、請求書を再発行します。
お支払いはその後でいいですよ」

健保に再び電話し、7月からの認定証の発行をお願いした。

やった!
これで額面が減る。

後から高額療養費制度で戻ってくるとはいえ、一時的でも70万円なんてお金を準備して立て替え払いするのは大変だ。

しかも、これはまだ7月分。

これから先いつまで入院するかもわからないのに、毎月毎月こんな金額を用意するとなると、いくつ貯金を解約しなきゃいけないんだろう…

それが支払う額面が予め減額されているなら、負担は少ない。

倒れてICUにいる時は、命が助かるならお金なんて気にしてられないと思った。

お金なら何とかする!
と思ってた。

でも、実際こうやって請求書を手にしてみるとびびる。
どうやって払おうと身構える。

改めて、けんちゃんが健康で働けて、お給料をいただけることがどれだけ有難いことか。

もう2週間も会社を休んでいるけど、有給休暇があるおかげで、お給料も減額されることなく入金されている。

給与という定額をいただける有り難さ。

こういった緊急時だからこそ、この安定感はすごく有難かった。

当面支払うことだけの心配でいいのだから。

健保のこういう制度も、はじめて知った制度だけど、本当に有難い。

家族が倒れて、看病で心身を注ぎ込んでいるときに、お金の心配をすることは、正直しんどい。

それがないだけでも消耗の仕方はかなり違うと思う。

けんちゃんが倒れたことで、けんちゃんが働いてお給料をいただけていることにも感謝が湧いた。

わたしもけんちゃんも会社員生活が長いから、お給料をいただけることはある意味「あたりまえ」だった。

普通に食事ができること、
健康であること、
働けること、
給与をいただけること。

なにもかも「あたりまえ」ではないと理解はしていた。

けれど、「あたりまえでない」現状に直面すると、どれだけ有り難いことなのか身に沁みる。

そして、どれだけ「あたりまえ」に埋没して生活してきたかも。

改めて、心からの感謝が湧き、自然と頭が下がった。

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この記事を書いた人

みうら 雪絵

みうら 雪絵

心理カウンセラー/
ネイチャー・セラピスト/
地球旅人/Outdoor Activist/
日本自然保護協会 自然観察指導員/
日本シェアリングネイチャー協会 公認ネイチャーゲームリーダー/
Read For Action リーディング・ファシリテーター

自分を見つめ向き合っていく心理カウンセリング・セラピーを、自然の中で行っている。
いのちを輝かせて生きる”自分”の道を探るサポートする、魂のガイドも担う。

日本を、自然を、こよなく愛し、旅し続ける地球旅人(たびんちゅ)でもある。