セツブンソウを見に、奥伊吹に行ってきました。
”伊吹”っていうと岐阜かな?て思ってましたが、奥伊吹は滋賀県なんですね。
▲ 早春の伊吹山
ソツブンソウは文字どおり、節分の頃いち早く花を咲かせることからその名前がついています。
節分の頃といえば、暦の上では「春」だけど、冷たい風が吹き、まだまだ寒さの厳しい頃だよね。
地域によってはまだ雪が降り、どっかり積もっているところもあるでしょう。
そんな頃、雪が溶けたところからこの可憐な花は咲きます。
直径2センチ程の花の白く見えてるのは花弁(花びら)ではなく、萼(がく)で、黄色いのが退化した花びら。
紫色の雄しべとのコントラストが可愛らしいよね。
春を告げる花とはよく言ったもの。
林床あたり一面に咲く姿を見てると、寒かった冬から春の陽射しへの希望が感じます。
この可憐さに、ついつい車飛ばして見に行っちゃう。
日本原産の花だけど、乱獲や盗掘、環境破壊ために数が激減し、環境省のレッドデータブックには準絶滅危惧種(NT)に指定されています。
関東以西に自生するけど、あえて奥伊吹に行くのは他の地域より、時期が遅いから。
豪雪で有名な伊吹山の西麓、雪が遅くまで残る奥伊吹では、3月の中旬に咲くんですよ。
3月ともなれば陽射しはすっかり春。
晴れていれば暖かいんですよね。
2017年は3月24日に見に行きましたがほぼ終わりでした。
前週に見に行った家族が満開だったと言ってたので、2017年はお彼岸の三連休が最盛期だったみたい。
2015年はセツブンソウまつりに合わせて3月15日に見に行き、満開でした。
前日に雪が降ったので、残雪と一緒のところが見れましたよ。
ひとつだけ注意。
奥伊吹の自生地はスギ林の中です。
そう、スギ花粉が真上にある(笑)
最初に行った年は、帰ってからアレルギーが超ひどくなりました。
私有地を公開してくださっているので、行かれる方はマナーを守って見学してくださいね。