2014年4月1日 いよいよ八重干瀬 上陸ツアーの日です。
前日まで雨で天気が心配でしたが、朝には青空が覗いていました。
幸運はここにも訪れていましたね。沖縄の海の美しさはてぃーだ(太陽)あってこそですから。
写真多めで最後の八重干瀬 上陸ツアーをレポートします。
2014年4月1日 八重干瀬 上陸ツアーに出発
10:00 乗船
10:30すぎ 平良港を出港
おっと!ウミガメさんが呼吸のため水面へ(画像中央に影が見えてます)
北へのんびり向かうこと約1時間半。
Google Mapのキャプチャ画面はこんな位置を示しています。
八重干瀬に到着したようです。
リーフエッジで白波が立って、サンゴ礁が見えはじめていますね。
八重干瀬の中をゆっくり進み、上陸するサンゴ礁をめざします。
停船し、上陸準備が始まりました。
下船です。
ドキドキです。
まだ引きはじめたばかりなので場所によっては海水が残っています。
普段は海中の世界にちょっとだけお邪魔します。
こういう形で海の生物を見れる機会はまずないので、じっくり観察させてもらいます。
泳げない私としてはとっても貴重な機会です。
八重干瀬の上から見た船と、隣には沖縄県警の警備艇。
船が停泊しているところはかなり水深があります。
周りは海しかないのに、私たちは濡れることなく歩いています。
そう考えると、とっても不思議な光景でした。
上陸して20分。海水は水たまりのように残っているだけ。
上陸して30分。はるか彼方まで歩いて行っている人がいますね。
このサンゴ礁の大きさがわかります。
上陸して45分。広い!
とてもサンゴ礁の上とは思えない広がり。
上陸して1時間。日照もあって海水はもうほとんどありません。
海の生き物たちもどこかに隠れてしまい、動く影もありません。
水平線ではなく、地平線になっています。
船に戻る合図の汽笛がなりました。
船の周りはきれいなサンゴがたくさんありました。
乗船するとすぐに出発です。
船の上から上陸していたサンゴ礁を見るとこんな感じ。
幻の大陸といわれているのがわかりますね。
帰りの船上からもあちこちで姿を見せているサンゴ礁が見えます。
行きには見れなかった光景です。
船内ではマグロの刺し身や泡盛が振る舞われ、民謡ショーが始まりました。とっても賑やかです。
島の人たちにとってはお祭りですもんね。
私たちは海風を感じながらお昼寝zzz
気がついたら平良港に戻っていました。
最後だった 上陸ツアー
2015年1月31日、宮古島と伊良部島を結ぶ伊良部大橋が開通し、それまで島と島を結んでいた定期航路が廃止されました。
「八重干瀬観光ツアー」はこの定期航路を運航していたフェリー会社2社によって催行されていたため、2014年が最後の年となりました。
このことは、参加したツアーの船上で新聞記者の方に教えてもらうまで知りませんでした。
海の生き物間近に/八重干瀬観光ツアー | 宮古毎日新聞社ホームページ
八重干瀬はなくならないからと、いつまでもあると思っていたツアーの最後に参加することができたのは、とても貴重な機会だったと思います。
普段は海中にあるサンゴ礁が干潮時にどんな姿を見せるかは、上陸してみなければ観察することはできませんから。
こういった機会があったこと自体が貴重なのかもしれません。
さまざまな意見があった「八重干瀬観光ツアー」ですが、保護なのか、生活のために一部を借りるのか、いろいろと考えさせられました。
八重干瀬は昔も今も、変わらずそこにあり続け、島の人たちもまた、昔も今も八重干瀬と共存しています。
日本人は自然と共存することでいのちをつないできました。
これからも、自然と共存していく知恵と共に、八重干瀬は未来へとつながれていくのでしょう。
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