「何のために働くのか」
「何のために働くのか」考えたことはありますか?
会社員として働いていた頃は正直あんまり深く考えたことありませんでした。
でも今の私は死ぬまで続けられる仕事を探しています。
「死ぬまで」と書くと大袈裟ですが、一生楽しく稼いでいける仕事をしていきたいと考えています。
ようやく「その仕事はこれだ!」 と思えるものが見つかったとき、この本と出会いました。
著者の岩田さんはスターバックスコーヒージャパンの元CEO。その前はザ・ボディショップの代表取締役社長だった方です。
スターバックスコーヒーやザ・ボディショップといったその世界で、他とは違う輝きを放つ企業には、「何のために働くか」を明確にした「ミッション(使命)」が存在します。
そこで働くすべての人たちはこの「ミッション」を意識し、それを信念として行動しています。それが他社との違いとなり、価値を生み出している。それは岩田さんがこの本で紹介している様々な経験からもわかります。
「価値を生み出す」
それは個人も同じで、どんなところで働いていようが、「どうやって働くか」ではなく「何のために働くか」を考えることで、自分にしか出せない価値が生まれるのだと教えてくれています。
私は「何のために働くか」。
とても深く考えさせられた本でした。
世の中をよくすると自分が信じられる志、心の底から使命感をもってできることを続けてゆく
ミッションとは、世の中をよくするためだと自分が信じられる志を考え続てゆくことなんじゃないかな と思います。
もっと言えば、「いま生かされている理由は?」と問い続けることじゃないでしょうか。
ミッション(使命)というと偉大なことのようなイメージがあるかもしれません。
大きなことでなくても、「いかに人を喜ばせるか」そんなことでもいいと思います。
おしつけがましくなく、さりげない心遣い。
大切な友人のように接する。そんなことでもいいと思います。
誰かを喜ばせるために、自分が心の底から、使命感をもって行動できることをする。それは何かと考え続ける。
それがひいては、人の心を豊かにし続け、社会に貢献することになる。
ミッション(使命)とは、そんなものじゃないのかな と感じました。
私も、私を必要とする誰かのために、自分の心の底から使命感をもってできることを、やり続けていこう、考え続けていこう と、想いを新たにしました。
いつでもそばに置いて、何度でも読み返したい、そんな1冊でした。