岡部明美さんの 「もどっておいで 私の元気!」 を読了
ゆっくりと癒されていく実感がありました
気づきのノート
岡部さんが感じたこと、考えたことをがそのまま綴られた文と、それぞれに添えられた美しい写真。
本文より先にその写真たちの心惹かれてしまった私。
全部の写真をパラパラとめくりながら、タイトルに惹かれて一番最初に読んだのが『自然』でした。
自分がどんないのちの花を咲かせるためにこの世に生まれたのか、自分で探さなきゃいけないんですものね。
ああ、でもそれがあなたがたの生きる意味、人生そのものなんですよね。
(本文より抜粋)
自分のいのちの花の咲かせることだけでなく、それを探す過程も人生そのもの。
深いですね。
わかっているようで、意外に気づいてないことです。
「ただ自分の命を輝かせていきるだけ」
人間にはとってはとても難しいことなのかもしれません。
そんなことを思いながら改めて表紙を見ると、タイトルの前に『気づきのノート』と記されていました。
岡部さんが気づいたことが綴られているんだけれども、自分でも、あ、そうか・・・ と改めて気づかされることはたくさんありました。
きっと誰が読んでも、そう。
はっ と、気づかされる。
そんな本だと思います。
ひとつひとつが沁みる 心への贈り物
ページ数や文字数からすると、読破するのにそう大して時間はかからない本なのですが、そうするにはあまりにもったいない。
ひとつひとつの文章を、噛みしめるように、大切に、そして心をこめて一字一句を読みたい。
読んでいるうちにそう思えてきました。
きっとその時の自分の心情によって、受け取り方も変わるのでしょうけど、でも著者・岡部さんからのメッセージは不変のような気がします。
自分を自分らしく生きて欲しい
読み終わったあと、心がじんわり温かくなってくるのがわかります。
いつも手の届くところに置いておいて、気がついた時にいつでも手に取りたい。そう思いました。
全てを読み終わったあと、帯をみたら、こんなことが書いてありました。
人生につまずいた時 生きる意味を見失った時
どこまでいっても出口が見えない時
そんな時 あなたの心を そっと抱きしめてくれる本
まさにそんな温もりを感じる本です。
「出会い」
人生は、心の深い部分で求めているものを、あきらめずに求めつづけていれば、「必要な時期」に「必要な人」と必ず出会うようにできている。
(本文より抜粋)
私と岡部さんとの出会いはまさにこれだと思えます。
岡部さんに、両手でそっと背中を押された気持ちがしました。
とってもあったかい手で。
もう1冊の著書『私に帰る旅』も読んでみようと思います。