「インナーチャイルド」という言葉は聞いたことがありますか?
人の考え方をほぼ決めている言われる潜在意識の奥深くに残された、幼い頃の思い込みのことを「インナーチャイルド」といいます。
ほとんどの人のなかにいて、考え方、態度、行動を無意識のうちに決めています。
なんだかわかんないけど、思ったようにいかない。
そんな時はインナーチャイルドに左右されているのかもしれません。
インナーチャイルドは一概に悪い影響だけかというとそうでもなく、役に立っていることもあります。
インナーチャイルドが大切にしている思い込みは、幼い頃の自分が勝手に持ったものですが、その頃はその思い込みがなければ生きてこれなかったのです。
生きていく上の「すべ」でもあったわけです。
だから私の中にもいる「恥と卑下のチャイルド」なんかは、他人から価値がない、欠陥があると思われるのがイヤで、努力して成果をもたらしたりします。
それでも、どこまでいっても何をしても「自分には価値がない」「欠陥がある」とそもそも思っているのでエンドレス、いつかは苦しくなってしまいます。
いい面もあったりするので、存在に気づくにくいですが、その思い込みは、「いま」の自分に必要なんでしょうか。
大人になってからもその思い込みをそのまま持っていると、「いま」の自分にも影響を与え、やっぱり「できない」「やれない」という現実を引き起こします。
その思い込みが「いま」の自分を苦しめているとしたら・・・
一歩離れてみれば、なんとも滑稽な光景ですよね。
そう思えたらその思い込みから卒業する時かもしれません。
自分をバージョンアップするチャンスです。
この本では自分の思い込み=「インナーチャイルド」がどんなものか具体的に気づくことができます。
さらにインナーチャイルドを作り出し、もっと深いところにいる「インナーベビー」も知ることができます。
自分の中に住んでいる「インナーチャイルド」ちゃん「インナーベビー」ちゃんがどんな子なのかわかると、ふとした時に顔をのぞかせる大人げない思考や感情がこの子のしわざだと自分を客観視できるようになります。
私の中の「インナーチャイルド」ちゃん「インナーベビー」ちゃんの存在に気づき、認めてあげるだけでも、自分を変えてゆくきっかけになります。
「できない」「やれない」と思っていたことが、できるように、やれるようになっていくんですよね。
あー いまは「罰と罪悪感のチャイルド」ちゃんが出てきたー
うんうん、失敗すると罰を受けると思ってるんだよね。
痛いよねー つらいよねー
でもね、失敗しても罰を受けないこともあるんだよ。
大人の私は知ってるよ。
だからね、失敗しても大丈夫と思ってやってみるね。
と、インナーチャイルドちゃんが出てきたら大人の自分と対話することで、自分の行動を変えることもできるのです。
インナーチャイルドやインナーベビーの思い込みを変えるワークが他にも掲載されています。
セルフワークでこの子たちの思い込みを解放することができたら、仲良く共存していけそうですよね。
『幸せになることを自分に許していますか?』
『成功することを自分に許していますか?』
この言葉に素直に反応できなかったあなたにおススメする一冊です。