岡部明美さんの第10期LPL(ラビング・プレゼンス・リーダーシップ)養成講座の第2講に参加してきました。
第2講ではマインドフルネスであることを何回も体験してきました。
「マインドフルネス」って言葉はよく聞くし、本でも触れているのでなんとなくはわかったつもりでいました。
でも、実感があんまりなくて、ちょっとぼやけた感覚だったんです。
これでいいのかな? みたいな感じで。
これを何度も繰り返して体感して、「これがマインドフルネスなのか!」とようやくわかってきました。
マインドフルネスは、今この瞬間の自分の体験に注意を向けて、現実をあるがままに受け入れることである。また、特別な形で、意図的に、評価や判断とは無縁に、注意を払うことである
wikipediaにはこんなふうに書かれてますが、わかったような、わからんような(笑)
解説読んでもイマイチなあなたに、私の体験を話しますね。
私が「!」と思ったのは、名前を呼ぶワークでした。
ワーク自体はとってもシンプルです。
マインドフルネスになった状態で名前を呼んでもらうだけです。
へ?
名前なんていつも呼ばれてるし、呼ばれても何も起こらないじゃん。
うん。確かにそう。
普段は名前呼ばれたって「呼んだ? 呼ばれたよね?」って感覚ですよね。
これがマインドフルネスになって、意識して自分を見ていたら、想像できない反応が出てきたんです。
数回呼ばれた時、ぶわっ!とお腹の方から黒い雲みたいなものが湧いたきたなー
と思った時には、右目から涙がつつーっと流れ出てました。
私は名前で呼ばれることが、今嬉しくて仕方ないんですが、「嬉しい?」と自分に聞いてみたら「違う」。
「悲しい?」「懐かしい?」「不安?」
どれも違う。
「なに? なんで泣いてるの私?」
わけわからないけど、涙は止まらない。
わかったのは、泣いてる自分を見ているもうひとりの私がいたこと。
泣いてる自分をただただ「泣いてるわー」と眺めてる自分がいました。
しばらくその感覚を味わってから、目を開けて、周りの景色を見た途端、涙が止まりました。
なんだ、これ。(笑)
とっても不思議な感覚でした。
マサチューセッツ大学にストレス低減センター(マインドフルネスセンター)を起ち上げたジョン・カバットジン博士は、マインドフルネスを「今という瞬間に、余計な判断を加えず、(中略)意識して注意を向けること」と定義しています。
まさにこんな感じでした。
目を閉じて、自分の呼吸に意識を向けていただけで他は何もしてないですよ。
いわゆる瞑想のスタイルでもありません。
立ってやりましたから。
それでも、普段とこんなにも感覚が違うのか!と驚きました。
自分の内側に入っていく。潜っていく。
そんな感覚でした。
自分に今、起こってくる”実感”に気づいて、それに注意を向けること。そこから気づく感覚に集中することが「マインドフルネス」です。
何かをめざすのではなく、いま、この場所で気づくことです。
手塚郁恵 著「自分を信じるレッスン マインドフルネス・セラピー入門」より引用
「いま・ここ」の感覚に気づき、ただ「感じるだけ」。
「マインドフルネス」とはそういうものなんだと、ようやく感覚で掴めました。