新緑と花々や鳥たちを目あてに、上高地の春を満喫しに行ってきました!
お天気は高曇りでしたが、風もなく、暑くも寒くもない快適な日でした。
土曜日でしたが人も少なめで、静かな森歩きを楽しめました。
今回は大正池でバスを降りて歩きはじめました。
対岸のカラマツの新緑と、山肌を上ってゆく新緑のグラデーションが美しいですね。
途中、焼岳の登山口の森へ寄り道。
なんて美しい森。
夏の濃い緑の森とは全然違う雰囲気です。
季節がめぐり、芽吹いたばかりの緑に、木々たちの「いのちの循環」を力強く感じました。
森は生きているんですね。
大好きな場所です。
足元には登山道を縁取るようにニリンソウの群落が。
夏に歩いたときには全く気づきませんでした。
ひとつの茎から二輪の花を咲かすところから名前がついています。
つぼみはうすいピンクですが、開花した花は白。
かわいらしさに笑みがこぼれます。
梓川沿いをゆっくりと歩いて河童橋へ。
いつ見ても澄んだ梓川の美しさには心洗われます。
河童橋前の河童食堂でランチ。
ハイシーズンにはまず座れない特等席で岩魚甘露煮そばいただきました。
今度は小梨平へ。
夏になると川の中にはバイカモの花がいっぱい咲きます。
キャンプ場では、穂高と梓川を望む場所で読書している方も。
なんて優雅なんでしょ。
少しだけ明神方面へ歩くとサルの群れに会いました。
樹の上で食事したり、毛づくろいしたり。
子ザルたちはじゃれあって遊んでいました。
サルも鳥たちも、人間が近くにいてもまったく怖れません。
ここは彼らの生活の場なんですね。
おじゃましているのは私たちの方です。
そんな謙虚さも忘れずにいたいものです。
上高地はどこも、コナシの花が満開でした。
甘いほのかの香りがします。
今年は雪が少なかったため季節の進みが早いと聞いて、例年より早めに来てみましたが、驚いたのは、ケショウヤナギがすでに柳絮(りゅうじょ)を飛ばしていたこと。
柳絮(りゅうじょ)というのは綿毛のついたタネで、例年は梅雨頃に見ることができます。
綿毛がふわふわと風に乗って飛んでゆく様子は、まるで雪のようで壮観ですよ。
これから花々がどんどん開花していきます。
夏には見られない「花の上高地」はこの季節だけの楽しみです。
5月下旬から6月中旬の上高地散策、オススメです!
黄金色に染まる秋の上高地の記事はこちらから。
今回は、信州の魅力にすっかりとりこになり、移住してしまったフォトグラファー なむさん こと花村 貴史さんと同行しました。
同じ景色を歩いた なむさん がどんなふうに上高地を切り取ったか、写真が楽しみです。
なむさんには、大好きな上高地を背景に「プロフィール写真撮影」もプロとしてお願いしました。
どんな写真が撮れているか楽しみです。