川の法面や道端などを黄色に染めている花を見かけたことはありませんか?

コスモスに似た黄色い花が5月中旬から梅雨入りの頃まで咲くオオキンケイギクという花です。

群生しているとキレイですし、黄色い花が風に揺れている姿は心和むんですが、実はこの花、環境省が定めた『特定外来生物』なんです。
特定外来生物とは、生態系などに被害を及ぼす可能性があるとして、飼育、栽培、保管、運搬、販売、譲渡などが禁止されている生物です。
つまり、そもそもそこにあった生物の営みを破壊してしまう可能性があるんです。

オオキンケイギクはもともとは北米原産の多年草で、寒さに強く、冬場のグランドカバーに適しているという理由で、栽培・流通していました。
「ワイルドフラワー」という名で販売されていたこともあったようです。

しかしその強さが半端なかった。
いったん定着すると、もともとそこにあった野草たちを駆逐し、一帯の景観を一変させてしまうくらいの強さを持っていたんです。
我が家の近くでも今年はかなり広がっており、その元気っぷりにちょっと驚きました。

20160526_074826896_iOS

でも、「きれいだなぁ~」と持ち帰ってきたり、ご自宅の庭に植えたりすることはやめましょう。

オオキンケイギクは特定外来生物に指定されて10年になるので、自治体によっては積極的に駆除をすすめています。

強力な繁殖力を断ち切るために、タネをつける前に駆除するのが一番です。
花が咲くと見分けもつくので、ご近所で見かけたら駆除してしまいましょう。
多年草なので、根こそぎ抜いてくださいね。
生きたままの移動、保管が禁止されているので、枯らしてからゴミとして処分します。
(処分のしかたはお住まいの自治体に従ってください)

オオキンケイギクが自分で日本にやってきたわけではなく、人によって持ち込まれ、日本の環境がぴったり合っちゃったんですね。
気の毒ですが、そもそもそこに生息していた植物や昆虫が生きていけなくなるのは、日本の自然環境を日本にもともといなかった生物たちで塗り替えてしまうことになります。
「キレイ」「かわいい」「珍しい」といった理由で、安易に海外の動植物を身近におくのには注意が必要ですね。

20160526_074940217_iOS

和名
オオキンケイギク
学名
Coreopsis lanceolata
科名
キク科
原産地
北アメリカ
特徴
キク科の多年生草本で、高さは30㎝~70㎝程度
開花期は5~7月、とても強靱で繁殖力が強い

詳しい情報は、環境省 九州地方環境事務所のサイトがわかりやすいです。

九州地方環境事務所_外来生物対策-オオキンケイギクについて

風の森遊

カウンセリングメニューのご案内

今の自分に異和感を感じる。
何かが違う。
このままではいけない気がする。

自分の中から湧き上がってくる「異和感(異なる感覚)」は、「いのち」からのサインです。
そのサインは何を知らせてくれているのでしょう。

自分を見つめ、向き合い、ターニングポイントから一歩を踏み出すサポートをしています。

白馬三山を映す八方池

ネイチャーセラピー

五感を使って自然と一体となるだけで、人は日ごろのストレスから解放されます。

Outdoor Activist歴30年以上の経験で培ったフィールド知識を活かして、安心して楽しく自然と触れ合うサポートをしています。

日本シェアリングネイチャー協会 公認ネイチャーゲームリーダーとして、ネイチャーゲームを取り入れた自然体験もご提供可能です。

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新の情報をお届けします

この記事を書いた人

みうら 雪絵

みうら 雪絵

心理カウンセラー/
ネイチャー・セラピスト/
地球旅人/Outdoor Activist/
日本自然保護協会 自然観察指導員/
日本シェアリングネイチャー協会 公認ネイチャーゲームリーダー/
Read For Action リーディング・ファシリテーター

自分を見つめ向き合っていく心理カウンセリング・セラピーを、自然の中で行っている。
いのちを輝かせて生きる”自分”の道を探るサポートする、魂のガイドも担う。

日本を、自然を、こよなく愛し、旅し続ける地球旅人(たびんちゅ)でもある。