10/18 長野県大鹿村でイベントを開催しました。
名付けて「地球46億年 生命をたどる セラピューティック・フォレストウォーク」

まだ仮の名前ではありますが、イメージは湧くでしょうか?

どんなイベント?

地球46億年の歴史を歩いて体感する「Deep Time Walk」と「森林セラピー」のエッセンスをミックスしたものです。

「Deep Time Walk」というのは、地球46億年の歴史を4.6kmという距離に置き換えて、歩いて体感するもの。
これに、「森林セラピー」のエッセンス、五感を使って森を感じてみることを加えてみました。

単なる「Deep Time Walk」、単なる「森林セラピー」をやるのでは面白くないのよね。
企画したわたしが。
だって「Deep Time Walk」だけ、「森林セラピー」だけなら他に体験できる場はたくさんありますもん。

そこで、わたしにしか創れない場を創造したくて頭をひねりました。

最初は「Deep Time Walk」の中に「ネイチャーゲーム」の要素を入れた構想を練っていたのですが、とても予定時間内に終りそうもなくて(汗)
だいたい「Deep Time Walk」 4.6kmを歩くだけでも半日ではできない企画です。
そこに「ネイチャーゲーム」の要素を入れるとなると、完全に1日イベントになってしまう。
ところが、今回の企画は持ち時間が目一杯使っても4時間と限られていたので、方向転換せざるを得ませんでした。

「ネイチャーゲーム」の要素を入れた1日イベントはまた別の機会にやることにして、今回何が伝えたいのかの焦点をギュギュっと絞り込み、車を使った短縮版「Deep Time Walk」と「森林セラピー」の2つで軸を練りました。

なぜ長野県大鹿村なのか?

今回は松川町近辺という場所の縛りがあったんです。
その中であちこちを探してたどり着いたのが長野県大鹿村でした。
長野県を訪ねた回数はおそらく軽く100回は超えていると思いますが、大鹿村に行こうと思ったのは初めて。
でも、下見に行って、そこで降ってきたインスピレーションに、「ここでやるしかない!」と思っちゃったんだなぁ。

その後もいろいろ調べているうちに、様々なものが「Deep Time Walk」にうってつけで、ここでやらなくてどこでやる?!というぐらいの最適な場所だと思えてきたのです。

時間の制約から歩くのではなく、車を使うことにしたのですが、そのおかげで、地球46億年の歴史だけでなく、宇宙誕生ビッグバンから138億年の歴史も体感できる。
このスケール感は「歩き」だけでは味わえないですからね。

さらに、「森林セラピー」で大切にしている五感すべてを感じることができる素晴らしい森にも出会えハートをわしづかみにされました。
森林セラピーにおいて、味覚については重視しない声もありますが、大鹿村にはただの「食」ではない「鹿塩」というここでしか味わえないものもあり、五感すべてが体験できる。

まるで、地球から「ここでやりなさい」と言われているようにしか思えず、わたしの情熱に熱い火が灯り、なんとかここで開催できるよう頭をひねりまくりました。
直前1週間は頭から湯気出しまくってましたよ(笑)

当日の様子は?

前日は冷たい雨の降る1日でしたが、夜には雨も上がり星が見えていて。
朝になると周りは霧が漂っていましたが、雨上がりでこの霧の上に出ればおそらく雨は降らないだろうと予測が立ちました。
天気図はイマイチだけれど、経験からくる野生のカンてやつです。(笑)
案の上、移動をはじめると青空も見えはじめ、ウキウキワクワクでハートがいっぱいに。
そして、目の前に現われた姿に「ウキャー♡」と思わず叫び声(笑)
青空を背景にしたアルプスが雪を被っていました!!
今季初冠雪です。

これはいける!!!

時間にゆとりがあったら、車を停めて撮影しまくっていたでしょうけど、今回はタイトな時間でそんな余裕はナシです(苦笑)

参加者の皆さんに、体験していただきたいことが多すぎて駆け足だった感は拭えませんが、感じてもらいたかったことはなんとか全部クリア。

鳥の声しかしない森の静けさに、いかに日常生活の中に静かな時間がないかを実感してくださったり、足元の落ち葉のふかふか感を楽しんでくださったり。
また、苔に触ったり、針葉樹や苔の香りを直接嗅いでみたり、森のマザーツリーをみんなで手を繋いで囲んで木を感じてみたりもして、普段の生活では味わえない感覚を五感を使って存分に感じていただけたんではないかと思います。

また、車を利用したおかげで、ビッグバンからの時間感覚も体験していただけて、最後の紀元後の印象もググッとリアルだったように思います。
これは意外なメリットでしたね。

あまりの森の心地良さにもっとゆっくりしたかったのですが、後の予定が迫っていたので森を離れ、大鹿村産の味覚を楽しんでいただきました。

やってみて

時間は押せ押せだし、細くてすれ違いも難しいような道だったので、かなり気を使いながらの進行で、帰ってきてから反省点てんこ盛りでした。

企画段階からキツキツの設定だったので、時間的にも、内容的にもどこまでできるか全く読めませんでした。

帰ってきて、ファーストエイドキットを持って行き忘れたことに気づいて真っ青!
何事もなくてよかったー!!
自然の中をガイドする身として、やってはいけないことですね。

他にも忘れ物や、あった方がいい物、気配りしたほうがいいこと等、企画段階から次回に向けて改善点は山ほどありました。

でも、なにより、やってて楽しかったー♡

以前、ボランティアガイドをやったことがあるんですが、この時はただ花を説明したり、道案内して歩くことに何かが違うと違和感を感じていたんです。

だから、登山ガイドや自然ガイド資格をとろうと勉強したこともあったけれど、魅力を感じられずに止めてしまいました。
他にも自然系の資格を取っても活かす気になれず、資格を活かしたお仕事のお話をいただいても触手が動かなかったんですね。

いわゆる「ガイド=案内すること」、花や木、また道案内することじゃあないんです。
わたしのやりたいことは。

私より知識をもった人はたくさんいますし、そこに情熱をもって活動されてる方はたくさんいます。
また、みなさんそれぞれに大切になさっていることはあるでしょう。

でも、私はそれじゃない。
それは私がやることじゃない。

わたしには、わたしにしかできない「ガイド」がある。

今回やってみて、そのことに気がつきました。

参加されている方からすれば、花や木、または道案内をしているように感じられるかもしれません。
それはそれでいいんです。
受け取る側の自由なので、そこは自由に受け取ってくださってOKです。

でも、伝える側の、わたしがガイドする時、根底に流れる自分なりのテーマのようなものに、ようやく出会えた感じがするんです。
新しく出会えた、というよりは、「これだ!」と思えるものが見つかったという感じかな。

さまざまなことを学び、いろんなことに手を出してきましたが、今までの時間と体験はガイドをする上でのバックボーンとなる深さを学んだ時間だったのかもしれません。

わたしが大切にする、自分なりの、ガイドする時のテーマ。
それと繋がれたから、今回心から「楽しい!」と思えたんだと思います。

ガイドする時に大切にしていきたいこと

ガイドだけでなく、もしかしたら、わたしが伝えたいすべてのことに共通するものかもしれません。

それは「いのち、生命への信頼。その中で自分という存在をご自身で認めて生きる」ということ。

このテーマを根底に持っていながらガイドするのと、そうでないのとでは、わたしの在り方が変わる気がします。

これを持ってガイドしていると、わたし自身が楽しいのです。

今回で言えば、「いのち、生命、存在を認めて生きる」というテーマを持っていることで、地球46億年の歴史を辿っていっても伝えたいことがブレないということを実感しました。

また、気の遠くなりそうな地球の歴史を辿り、自然の中でそれを体感すると視点の転換がほぼ間違いなく起きます。
その視点から自分を見て、自分の生命、長い長い歴史の中で紡がれてきた「生命の糸」ともいえるようなものを感じてもらいたい。
そしてさらに、その「生命の糸」の延長線上にいる自分に「何ができるか」ということを考えてもらいたかった。

そこまで伝え切れたかどうかは疑問ですが、日常とは全く違う、天然の森の中で五感を使って自然を感じながら、自分の生命と存在について考えてみる。そんな時間を持てたらなぁと思っての4時間でした。

これから回数を重ねることで、より良いものを創っていける、根拠のない自信があります。

これからは?

私にしかできない「いのち、生命、存在、生きる」を根底のテーマに持つ企画を日本各地の選りすぐりの場所でやりたい。
これが私の新しい野望となりました。

「Deep Time Walk」×「森林セラピー」×「ネイチャーゲーム」のかけ合わせは、場所選べばどこでも対応できると思っています。
だから、大鹿村だけでなくて日本各地でやってみたい。
日本にはまだまだ知らない魅力的な場所がたくさんあるはず。
それを探しながら、続けていきたいと思います。

また、今回の企画は、正直言って、自分の中の完成度は30%での実施でした。
以前ならこんな状態では絶対に行動に移していません。
場所が決まらず、開催日が迫る中で、今回は無理かも・・・と思った瞬間もありました。
場所が決まってからの日数も短く、準備不足感はあるものの、結果的に参加者のみなさんに「満足!」の感想をいただけたのも、ロケーションの良さに助けられた一面もあります。

これから冬になりますが、冬の間に内容のブラッシュアップをしたいと思っています。
「Deep Time Walk」×「ネイチャーゲーム」を組み込んだフルバージョン(4.6kmウォーク)をやってみたい。
来春からは4シーズンに1回ぐらいの定期企画したいし、1泊2日キャンプバージョンもやってみたい。

他にもやりたいことがたくさんをある欲張りな私ですが、この企画はライフワークになっていく気がしています。

振り返って

あの日の全行程が終って、満足顔の参加者さん達を見送った後の帰り道。
新雪を被ったアルプスの山々と、夕焼け空の美しさを見ていたら、涙がこぼれてこぼれて仕方がありませんでした。

この地球はなんて美しいところなんだろう。

何度も何度も来た場所だし、アルプスの山々と夕焼け空も数え切れないぐらい見てきました。

ても、あの時の景色は今までに見たことがない程の美しさでした。
今も鮮明に目の奥に焼き付いています。

あの美しい景色は、地球からの贈り物にしか思えない。

「この道でいいんだよ」って背中を押してもらえてるような気がしてなりませんでした。

あの美しい夕焼け空は忘れ得ぬ景色になるでしょう。

後日談

実は、後日談がありまして。

今回のコースがあまりに素晴らしかったので、2週間後、紅葉の頃合いを見計らって、撮影を兼ねて再訪してきました。

もうね、この森、素晴らしすぎる。。。

誰もいない森の中でひとり佇んで、ただただ森を感じてきました。
森がね、優しく話かけてきてくれて、森に包まれながらその心地よさにすべてを委ねてきました。

この森を「存在の森」と名付けて、大切に守り伝えていきたいと思います。(名前についてはわたし独自のものです。)

 

この記事を書いた人

みうら 雪絵

Nature Therapist / Healing Practitioner / Outdoor Activist / World Traveler / Nature Photographer

人間は地球に生きる多様な生物の一種であり、自然界(生態系)における”いのちの循環”の一部です。自然界との繋がりから離れて生きてゆくことはできない存在です。
自然界と繋がって生きることは、生きる力・生命の力の根源と繋がることだと思っています。

自然界(生態系)の一員としてこの地球に生きている意味を考え、自然の理を感じながら生きるとはどういうことなのか。
今までに学んだ様々なヒーリング・セラピー・カウンセリングスキルを駆使しながら、体(ボディ)・心(マインド)・魂(ソウル)・霊(スピリット)の関係性を探求しています。

このブログには、わたしのライフスタイルを通して、わたし自身が”自然に生きて”いけるようになってゆくプロセスを綴っています。
体験したことを感じたままを表現している「人生という名の創造物」の記録でもあります。

白馬三山を映す八方池

ネイチャーセラピー

五感を使って自然と一体となるだけで、人は日ごろのストレスから解放されます。

Outdoor Activist歴30年以上の経験で培ったフィールド知識を活かして、安心して楽しく自然と触れ合うサポートをしています。

日本シェアリングネイチャー協会 公認ネイチャーゲームリーダーとして、ネイチャーゲームを取り入れた自然体験もご提供可能です。