空にとける

朝から澄んだ青空が広がる1日だった。

いつもは青空に心躍るけれど、

それがただただ虚しい日もある。

雲ひとつなく広がる青空。

それが眩し過ぎる。

それでも陽は沈み、明日という日が来る。

淡々と繰り返されてきた地球の営みの上で、

わたしという存在はただ在るにすぎないのだろうか。

この世界に何をしに来たのだろうか。

茜から藍へと変わってゆく空にとけながら想う。