立花岳志さん主催のツナゲルアカデミー第1期 第3講を受講してきました。
今回のゲスト講師は吉越浩一郎さん。
トリンプ・インターナショナル・ジャパンの代表取締役社長だった方です。
今は執筆活動や企業向けの講演などで活躍されていますが、一般向けの講演はほとんどされていないということで、貴重なお話を伺うことができました。
さすがのスピード感
お話を伺いながら、このスピード感だからこその実績なのだろうなぁ と。
部下の方々も相当大変だっただろうと思いながらも、鍛えられたんだろうなぁ とちょっと羨ましくなりました。
実際にお会いしてお話を伺ってみても、こんな上司に巡りあいたかったと再認識しました。
「即断即決」
会議では1議題あたり2分で結論を出します
そうお話された吉越さん。
飛ぶようなスピード感、それでいて心地いいテンポ
お話を聞いているうちに、忘れかけてたモノを思い出しました。
全力で仕事をしていた頃の、忙しい!でも 楽しい あの感覚でした。
そんな頃でもあのスピード感は持ちあわせていませんでした。
あのテンポをぜひ自分のものにしたい!
講義中もついて行くのが正直大変でした。
でもあれくらいのスピード感がなければいけないということなんでしょう。
毎日まったりの専業主婦にとって、吉越さんのスピード感は刺激的でした。
まだ老け込むのには早いってことでしょうか。(笑)
計画に時間をかけない
今回のお話の中で一番響いたのはこの話でした。
計画の完成度を横軸、かける時間・労力・コストを縦軸に考えて、
完成度がUPするにつれて、かける時間・労力・コストも増してゆきます。
吉越さんはこれを曲線グラフで表していました。
ところがこのグラフを縦軸と横軸を逆にとると面白いことがわかります。
完成度を縦軸、かける時間・労力・コストを横軸にすると、
大して時間・労力・コストをかけていない時点でも完成度が高くなるのです。
これは目からウロコでした!
「計画」は完成度よりもスピードが重要
60-70%の時点で判断をする
あとは走りながら考える
計画に時間をかけず、実行に時間をかける
即断即決、即実行
こういったこともスピード感につながっていくんですよね。
デッドライン
話に何度も出てきた「デッドライン」という言葉
辞書で調べると「越えてはならない線。死線。最後の限界線。」と出てきます。
吉越さんはこのデッドラインを仕事に取り入れ「いつまでに/だれが/何をする」限度としています。
もちろん超えることは許されません。
すべての仕事にデッドラインを設定し、それを徹底しています。
この徹底度で会社のレベルが決まるとお話されていました。
さらにこのデッドラインを早めてゆくことでスピードアップにつなげています。
吉越さんがデッドラインを引くのは基本的に翌日、最長でも1週間以内だそうです。
これはなにも会社だけではないと思いました。
自分自身をレベルアップしてゆく中で、デッドラインを設定し、チェックし、できているか 徹底する。
そしてデッドラインを早めてゆくことでスピードをあげてゆく。
だれにでも、いろんな場面で実践できる方法だと思います。
また吉越さんは、IT化・マニュアル化を進めて、その分で空いた時間を、先送りされがちな「緊急度の低い」仕事の時間にシフトしてゆくことで仕事内容のレベルアップをはかれるとも仰っていました。
デッドラインを押し上げてゆくことは、効率化・スピードアップだけでなく、レベルアップにもつながる。
まずはフォローのできる範囲からデッドラインを設けて早速実行していきたいと思います。
このスピード感を忘れないために
経営者マインド、それもとびきり優秀な経営者に触れて欲しい。
立花さんの熱い想いが形となった第3講の講義は、確かに自分の中で揺さぶられるものがありました。
帰りの新幹線の中で講演の反芻をしながら音楽を聞いていたのですが、あのテンポのいいスピード感を忘れないために、iPhoneの中の音楽でなにかないかとあれこれ探してみました。
身体の中の何かを揺さぶられるような感触。ふつふつと湧いてくる”気”。
そうだ!フラメンコ
フラメンコ・ギタリスト 沖仁さんの、あのキレのいい右手なら吉越さんのテンポとつながる!
吉越さんのスピード感を思い出す1曲にしたいと思います。
さらに、ちょうど吉越さんの講演が始まる前、遠く西を望むとダイヤモンド富士が!
新宿高層ビルからの絶景。
吉越さんの熱い想いと燃えるような夕陽。
共に記憶の中に留めておこうと思います。