LPLには自主トレがあって受講生同志でカウンセラー役、クライアント役をしながらカウンセリング体験を積んでいきます。
LPLとは岡部明美さん主催のラビング・プレゼンス・リーダーシップ養成講座のことで、2016年はこの講座に全力投球しています。
自主トレで「お金」をテーマにクライアント役を体験しました。
お金といっても気になることは、いろいろありますよね。
私の場合、「お金は人を惑わせる」という想いがどこかにあって、それについて掘り下げていってみることになりました。
「お金は人を惑わせる」といっても持ってるイメージは人それぞれで、お金がたくさんあることで人を惑わせると思う人もいるでしょうし、お金がないことで人を惑わせることもあると思います。
私は後者の方で、お金が「ない」と人を惑わせると考えていました。
別の言葉にすると、「お金がないと選択の幅が狭くなる」そんな想いを持っていたんです。
この想いをマインドフルネスでじっくりと深めてみると、お腹あたりにざわつく感じがあって、居心地がよくなく、なんとも不快な感じ。
感情で表わせば「不安」「怖さ」「恐れ」に近く、色にするとグレーでした。
カウンセラーさんに、いろんな角度から、たくさんヒアリングしてもらい、じっくりと聴いてもらって、たどり着いたのが「お金が人を惑わせるという考えは、人を惑わせる」という気づきでした。
試してみたのは、バイロン・ケイティ・ワークという、4つ質問と「置き換え」によって問題を解決していく方法です。
LPL第2講で学んだばかりだけど、カウンセラーさんも私もやってみたくて仕方なくて、お互いワクワクしながら取り組んでみました。
ワークはカウンセラーさんと一緒に進めます。
自分でも、学ぶ以前から本を読んでワークをしたこともあるし、学んでからも自分でやってみたりしてますが、聞き手がいると違いますね。
「場」の力ともいうんでしょうか。
おそらくひとりでやっていては、出てこないところまで深めていたように思います。
ぴったりと寄り添ってくれるカウンセラーさんがいるからこそですね。
うん、私もそんなカウンセラーめざして、自分磨きしてる真っ最中だわ。
「ワーク」というだけあって作業に近く、やることは複雑ではありません。
「お金は人を惑わせる」という言葉をテーマに、4つ質問に答えていき、「置き換え」をしますが、これが言葉あそびのようなんだけど、理由を考えていくと唸ってしまう。
内容を置き換えて、「お金は人を惑わせない」とか、主語を置き換えて、「人はお金を惑わせる」にしてみたり。
「人はお金を惑わせる」、なぜなら「お金のせいにしている」
書いた瞬間に「あー。。。」
自分の逃げを感じてしまいました。
最後の置き換えでは、「お金が人を惑わせるという考えは、人を惑わせる」と書きながら、「なるほどねー!ほんとだよね!」とストンと腑に落ちました。
「お金が人を惑わせる」という考えは、私を惑わせていたんです。
最後に、カウンセリングの流れをまとめてもらったら、あら不思議。
最初に感じていたような、グレーで、不安のような、怖れのような感覚がなくなってましたね。
この考えが自分が勝手に作り出した「思い込み」だったと気づけたことで、この思い込みを手放せてました。
誰でもパワフルな効果が得られる。
バイロン・ケイティ 著「ザ・ワーク」より
単純で機械的だからこそのおもしろさもあります。
しばらく「思い込み」の置き換えにハマりそうです。