2015年11月6〜8日まで参加した岡部明美さんのワークショップで、「生きていちゃいけないの? 生まれてきて良かったの?」という想いがビリーフであること、それを手放せれるといいなぁ と思って参加した結果、ビリーフを手放すだけでなくとても大きなギフトを受け取ることになりました。
心が動いたとおりに行動してみたら、理性では説明できないことが起きた
3日間のさまざまなワークを体験するうちに、理性では説明のつかない「衝動的な行動」をとりたくなることが何回かありました。
具体的にどうしたらそうなったか、どんな行動だったかはここに書けないのですが、その「衝動的な行動」のトリガーとなった言葉は差し支えがないので書きますね。
「弱いところも認めてもらえる」
「母性」
この言葉をワークの中で聞いた時、自分の中で心が大きく動きました。そして、「衝動的な行動」をとりたくなったのです。
一緒にグループワークをしていた方に許可をもらって、この「衝動的な行動」をやらせてもらいました。すると、自分の身体の奥の方から突然何かがわっと湧き出てきたんです。そして声のないあたたかな涙。ほろほろと溢れるように湧き出てきました。
アタマん中では何が起きてるかが全く訳がわかりません。なぜ? とか、どうして? とか考える余地はなし。落ち着くまでそのままで居させてもらいました。
我に返ると不思議と涙は出てなくて、すごーく落ち着いて、クリアな気分になっていました。
訳がわからないのは理性のレベルで、感性といわれる潜在意識が起こした行動が、この時の「衝動的な行動」だったんだろうと後から思いました。
「愛されている」という実感が欲しかった
3日間のうちにこの理性では説明のつかない「衝動的な行動」をしたくなることが何回かあり、その都度お相手の方の了解を得て、「衝動的な行動」をやらせてもらいました。
なんでそんな行動をしたのか。したくなったのか。
よくよく考えてみると、それは私が本当に欲しかったものだったんです。
弱い私をただ受け止めて欲しかった。甘えさせて欲しかった。
私の「衝動的な行動」を受け止めてくださった方々から得たのは、大きくてあたたかいものに包まれるような安心感、満たされた安らぎ でした。この安らぎを両親から受け取りたかったんです。
そうさせてもらえない と勝手に思い込み、欲しかった「愛」は受け取っていない 思い込んでいたことに気づきました。
私が息子を産んだ時のような慈しみの心は両親にもあったはず。愛されていたはずなのに、私はそれを受け取っていないと勝手に思い込んでいた受け手の問題だったんです。まさにビリーフでした。
びわ湖ワークショップの一番初めに受けたりえちゃんのオーラソーマ・リーディングを後から思い出して鳥肌が立ちました。
「自分が愛されたかどうかの実感はないかもしれません」
りえちゃんにそう言われたことがメモに残っていました。
人はただそこに存在するだけでいい
いろんな方にこの「衝動的な行動」を受け止めてもらっているうちに、相手の外見には全く影響されていないことに気づいたんです。
直感で、この人に、こうしてもらいたい! そう感じるんですよね。
見た目も、経歴も、性格なんかも関係ありません。というか、どんな人なのか全く知らないのに、私の直感がその人を選んでいるんです。
その時はなんでこの人?と一瞬思うような人でも、直感に従って動くとそこにはちゃんとした理由があることもわかりました。
その人の「存在」を感じ取り、その人でなければならない理由がちゃんとある。
その人の「存在」が私を受け容れてくれる。
その人たちは、その時の私をそのまま受け止めてくれただけで、そこには「なんとかしよう」という意志はありません。ただただ受け容れてくださっただけなんです。
ありのままの私をただ受け容れる。
自分の気持ちを素直に出しても受け容れてもらえる。真っ直ぐ出しても良かったんだ という安心感。包み込まれるようなやさしくてあたたかい心地よいものでした。
この包容力はすべての人が持っていて、誰でも受け取れるものでもある。
人はいるだけで、お互いを包みあい、豊かにしあう力を持っている。
人ってなんて深く豊かで大きな存在なんだろう。
これをしみじみと実感した時、いいなぁ、素晴らしいなぁ、こんなあたたかさに包まれて、私は生きてきたんだなぁ と、またまた涙が止まりませんでした。
「生きていちゃいけないの? 生まれてきて良かったの?」そんなことを考えていたなんて、なんて淋しい世界にいたのだろう。
そんなことは決してなく、周りの人のたくさんのあたたかさで包まれて生きてきたんだと実感できました。
「生まれてきて良かった。生んでくれてありがとう」と両親への想いを素直に言葉にすることができたのです。
あの場でそのことに気づかせてくれたみなさんに深い感謝の気持ちを改めて伝えたい。
びわ湖3daysワークショップに参加したことで、人生という大河の流れを止めていた大きな石を取り除くことができ、淀みなく流れはじめたと実感できます。
今ならありのまま、素直に生きていくことを躊躇なく選びとり、進んでいく自信が生まれました。
そして、そんな自分と、ありのままに生きる人をまっすぐ受け容れることができる。自分も他人も慈しむことができる。そんな寛容さをいま感じています。