2015/11/11 ワンゲル部の同期たちと長野県・守屋山に行ってきました。
同期5人のうち、今も山歩きを続けているのは私ともう1人の2人だけ。今回登った守屋山は今春私が登ってとても良い山だったので、山から遠ざかっている仲間たちの山歩き復帰山行として計画しました。
思い出したリーダー感覚
現役当時は、コース選定から計画、下見、当日のリーダーまで仲間と分担しあいながらでしたが、守屋山への登山経験は私しかなかったので、全てひとりで行いました。
初心者向きの山なので簡単な計画で問題はないんですけどね。
それでも、山友とは言えどブランクが長い仲間もいたので、計画書作成、装備確認、緊急時対応などの準備はきちんとやりました。家族登山だとつい甘くなりがちな計画もきちんとね。久しぶりだったので、それでも抜け落ちはあったんですけどね。
おかげで、準備の段階から、これからガイディングしていく上での気づきがたくさんありました。
このタイミングで、良い機会だったと思います。
具体的な気づきは別記事に譲るとして、一番は「リーダー感覚」を思い出したこと。
人を連れてゆく責任感や緊張感、リーダーとにしての心構えなど、家族とのラクチン登山ばっかりで、すっかり忘れていたものを思い出しました。
信頼できる仲間達との昔話に花を咲かせながら、こんなふうに考えていたな とか、その時々の仲間の想いを聞きながら感じていたことなど、いろいろと蘇ってきました。
本音でぶつかりあっていた仲間だからこそ、蘇ってきたものには楽しい思い出ばかりではありません。衝突もあったし、厳しい想いもたくさんしました。でも、どれも安全に山を楽しむためのもの。
そんな仲間たちと意見を闘わせて育んだそれぞれの「リーダー論」。そんなものも思い出しました。
ここで育んだリーダー論はその後の社会人生活でも基盤になっていったと思います。
責任感・緊張感のある経験を積む必要があると実感した
たとえ信頼できる仲間であっても、準備の段階から責任感や緊張感は、家族とのラクチン登山とは違います。
仲間の向こうに、仲間の家族が見えるからです。
下山するまで責任と緊張感を持ってリーダーとして判断・行動する。
現役時代に徹底的に叩き込んだものがフツフツと蘇ってくると同時に、これからはこういう緊張感ある山歩きも経験していかなきゃいけない と痛感しました。家族とラクチン登山ばっかりじゃアカンのです。
安全に山行を完了させることはリーダーとして最優先すべきこと。
全員が楽しく山を歩く。
そのための体調管理、ペース配分等々気配り、目配りすることは山ぼどあります。
家族との登山では体感できない責任感・緊張感がリーダーには必要です。
山登りをしなくても、自然の中をガイディングする以上、安全に対する知識・意識や、技術はやっぱり必要です。
そのための学び、経験は行動しなきゃ身につきません。アタマでわかっていても実践できなきゃ全く意味がないからです。
とにかく山へ行く。
いろんな人と行く。
リーダーとして行く。
ガイド資格とってから… なんて思ってましたが、まずは経験ですね。
それがよくわかりました。
来春からお山歩を企画しようかな と考え中
と、いうわけで、来年あたたかくなる頃からお山歩(さんぽ)を企画していこう と考えています。
山に行ったことがない人、自然の中をのんびり歩きたい人、自然を楽しみたい人なんかを対象に、遠足みたいな感じで企画しようかな と。
準備段階から道具の選び方なんかもサポートできたらいいなぁ という想いを形にしてみようと考えています。
そのために今年の冬はしっかり準備していかなきゃ
これから具体的に落とし込んでいこうと思います。