2015/11/21 名古屋ブルーノートで開催された、フラメンコ・ギタリスト 沖 仁 さんのライブに行ってきました。
TONE – 沖仁
『ヨルタモリ』の「ご近所さん」だったと言えばわかるかな?
沖 仁(おき じん)さんは、2014年10月から2015年9月まで放送されていた『ヨルタモリ』に「ご近所さん」としてよく出演されてたので、見ればわかる方もいるかもしれません。
フラメンコギターをかき鳴らして、ゲストの方とよくセッションしてましたね。
こんなロングインタビューがあります。
『ヨルタモリ』の常連客。フラメンコギタリスト・沖仁の意外な素顔「初めて自発的に聴いた音楽がBOOWYでした」 – エキサイトニュース(1/4)
沖さんがどんな方かこれを読めばだいたいはおわかりいただけると思いますが、このインタビューの中でタモリさんがこんなことを言ったと書かれています。
『音楽が生まれる瞬間を視聴者に見せたかった』
沖さんのギターから紡ぎ出される音の魅力を上手く表現してるなぁ。
さすがタモリ!
世界的フラメンコ・ギタリスト 沖 仁さんの魅力はライブにあり
私が沖さんに出会ったのは2010年。押尾コータローさんのラジオ番組「押しても弾いても(以下「押し弾き」)」にゲスト出演された時でした。この時以前から、名前はなんとなく聞いたことがあったのですが、どんなギターを弾くんだろう? と思っていた程度でした。それが、押し弾きでのセッションを聞いて、ただただ感嘆。
2010年9月に放送された『情熱大陸』では、同年7月に開催されたスペイン三大フラメンコギターコンクールのひとつ「第5回 ムルシア “ニーニョ・リカルド” フラメンコギター国際コンクール」国際部門で、日本人として初めて優勝した時の密着取材が放送されたのを見て、これはライブに行くしかない! と、以来5年ライブ通いが続いています。
ライブは「生きている。二度と同じものはない」と、よく言われますが、沖さんのライブは紡がれる音そのものが生きています。
とくにゲストとのセッションがあるステージだと、その時の会場の雰囲気と、ゲストとの間に起こる熱(パッション)が全て音に変わるので、魂が叫ぶ叫ぶ。
観ている側も共鳴してしまうので、すごいことになるわけです。
2013年12月に東京のオーチャードホールで開催された一夜限りのスペシャルライブのDVD映像(公式)
今でも、このライブに行けたこと、最前列ど真ん中というこの上ない場所で聴けたことはこの上ない幸せです♪
この熱さが病みつきになるのでライブに通ってしまうんですねぇ。
CDやDVDもいいんですけど、機会があるなら、ぜひライブ会場に足を運ばれることをオススメします。
沖さんのギターとの魂の共鳴を体感してみてくださいね
CONCERT TOUR 2015 は トラディショナルなフラメンコスタイルで
2013年9月にリリースされた『Dialogo [ディアロゴ] ~音の対話~』以来、ゲストありのセッションスタイルが多かったライブですが、今回の CONCERT TOUR 2015 では、トラディショナルなフラメンコスタイルに戻りました。
バイレ (Baile:踊り手)とパルマ(Palma:手拍子)、そしてパーカッションというシンプルなフラメンコスタイル。
沖さんのライブでバイラオール (bailaor:男性の踊り手)と言えば伊集院史朗さん。もう一人のバイラオール、SIROCOさんと共に熱いバイレを見せてくれました。あの地響きのようなサパテアードとホセさんのカホンの音は、魂を根底から揺さぶりますね。たまりません。
もちろん沖さんのカミソリのように切れるラスゲアードも健在。そして、魂の歌声に聴こえるソロも素晴らしかったです。
来春のツアーも決まりましたよ!
毎年春恒例のクラブツアーがもう決まっています。チケットはまだこれからの発売なので、ぜひ行って観てくださいね!
TONE – LIVE INFO
私も もちろん行きます
そして、2016年 年明けからも世界的ギタリスト・渡辺香津美さん、クラシックギター界の雄・木村大くんとのライブもあります。
特に大くんと奏でるビバルディの『四季・夏-第3楽章-』は鳥肌モノです。
この1曲を生で聴くためだけにライブに行けます!それぐらい素晴らしく、沖さんと大くんにしかできない演奏です。
機会があれば是非ご覧くださいね!
沖さん、初めてのアルバムならコレがおすすめ
2010年のアルバムですが沖さんの良さが詰まっているのでオススメです!