2011年3月11日。
名古屋駅周辺の地下街で昼食中に揺れを感じ、経験したことのない、まるで船に乗っているような揺れ方と長さに背筋が凍りました。
これは尋常ではない。と。
すぐに震源を確認し、驚愕しました。
東北沖の地震で、名古屋でこの揺れ方!?
その夜からTVで流れた映像は信じ難いものばかり。
これは現実なの?
まるで映画のような映像の数々。
直接地震の被害がなかった私でさえ苦しくなって3日目からはTVを見なくなってしまいました。
友人の安否が気になり携帯電話を握り締めて眠り、夜中に目覚める・・・そんな夜が続きました。
あの日から10日。
安否が不明な方と亡くなられた方の数はまだ増え続けていて、その被害の全容さえもわかっていません。
幸い私の知人はみんな元気であることが今は確認できていますが、安否がわからない間の言いようのない不安。
まだまだその不安を抱えておられる方が大勢いるかと思うと心が痛みます。
どうかひとりでも多くの方が生きておられることを願わずにはいられません。
本当はすぐにでも飛んで行きたい。
困っているだろう友人・知人に元気を、足りないモノを、届けたい。
誰もが同じように、そう思っているはずです。
でも、今はその時期ではありませんね。
私ひとりが移動するだけでも、電気、燃料を消耗します。
今はその電気、燃料で救える命があるかもしれません。
その分で誰かがあたたかい食事や暖がとれるはずです。
今は できることを できるだけ やろう。
日々報道されるニュースを見ながら、心苦しいけれど、遠く離れた私にできることは限られていると思っています。
足りていないものを被災地に届けたいと、新しく購入することは品薄に拍車をかけることになりかねないので、欲しいと言われたモノは自宅のストック分から出しました。
日々必要なものも控えめに、あまり買わないようにも心がけています。
節電もそう。
名古屋で節電しても直接の協力はできませんが、燃料不足の助けにはなるのかな。
ガソリンは名古屋でも給油量に制限があります。
不要不急な外出はできるだけ控えて、公共交通機関、徒歩、自転車での移動を心がけています。
こんなことしかできませんし、いずれも1人では微々たる力です。
でも、ひとつの町、ひとつの市町村でまとまれば大きな力になっていきます。
できることをできるだけやるだけでも、それは遠く離れた地への支援へと繋がっていくと信じています。
これから・・・
今はまだ日も浅いので地震のことばかりですが、1ヶ月・・・ 半年・・・ 1年とたっていくと、どうしても直接的な被害のない人たちにとっては支援が風化しがちだと思います。
阪神・淡路大震災の復興に何年もかかったように、この地震の復興にはそれはそれは気が遠くなるくらいの時間がかかるかもしれません。
でも、そこには今まで生活があったのだし、最後のおひとりが安心して生活できるようになるまで支援し続けていきたいけど、何かないのかな~と思っているところに、Twitterでこんな情報を見つけました。
『ふるさと納税で災害復興支援ができるというのでまとめてみた』/Lifehacking.jp
元記事を書かれた、仙台在住の税理士・岩松正記さん(@iwamatsumasaki)の記事
『切にお願い。チャリティーよりも是非とも「ふるさと納税」を!』
また、岩松さんの記事を受けてネタフルのコグレさんが「ふるさと納税」ができる自治体をまとめておられました。
『@iwamatsumasaki による東北地方ふるさと納税先リストまとめ #furusatonozei』
こんな方法があったとは!
「ふるさと納税」のいいところは市町村へ直接届くこと。
しかも収めるのは住民税。
払わなくてはならないお金なので、新たな負担にもなりません。
指定できる市町村は自分のふるさとでなくても良く、友人知人が住んでいる被災地、旅行で行った土地、そんな理由で市町村を選んで納税することができます。
しかも、「災害復興支援に使って欲しい」といった具合に、使途を指定することができ、さらにはそれがどう使われたか、後から広報やホームページによって知ることができるそうです。
多少手間はかかるようですが、確実に、その市町村に届けることができるのがいいですね。
自治体側の準備が整い次第、私もこの方法で長期の支援を行っていこうかなと思っています。