自分を信じるレッスン マインドフルネス・セラピー入門/手塚郁恵 著【読書感】つらい、怒り、悔しい どんな感情もあっていい 自分を大切にすることだから

「ありのままの自分を認める」

アドラー心理学の学びの中で出会い、心屋さんの本やいろんなところでよく聞く言葉ですが、この感覚を掴むのにちょっとばかり時間がかかりました。

アタマでは理解していても、実際の感覚として「あー!こういうことか!」とわかるまでに半年近くかかったかもしれません。

この本ではこの「感覚」の掴み方をとってもやさしく、わかりやすく書いています。

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自分の中から湧いてきた感情をそのまま受け止める、受け容れるのには「感じていること」を意識する必要があります。

この本の中ではその方法としてマインドフルネスを紹介しています。

マインドフルネスはアタマを休め、「いま、ここにある」カラダの感覚に注意を向けていきます。

具体的な方法は詳しく書かれているので参考にしてくださいね。

そこで感じた、「うれしい」「楽しい」「安心する」といったポジティブといわれる感覚・感情も、「つらい」「苦しい」「不快」「イライラする」「ザワつく」といったネガティブと言われる感覚・感情も同じように「大切」にします。

「大切にする」

ここにポイントがありました。

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ネガティブと言われる感覚・感情は感じないなんて人もいるかもしれません。

私も「怒り」ってあんまり感じないんだよなぁ なんて思ってました。

が、ところがどっこい。

この本を読んで、「怒り」を感じようとしていなかったことに気づいたんです。

「なかったこと」にしてたんです。

そう思っていたら、「さみしさ」も感じないようにフタをしていました。

「怒らない」のではなく、「怒り」を感じてはいけない。

「さみしくない」のではなく、「さみしい」と思ってはいけない。

そんなふうに自分の感情を無意識に消していたんです。

そんな「頭にきた!」「さみしいよー」というネガティブと言われる感情たちを自分の中から追い出さず、「そうなんだ」「そんなふうに思っているんだ」と存在を認めてあげる。

その感情たちの「居場所はあるよ」「居ていいんだよ」 と言ってあげる。

「怒っていいんだ」「さみしいって思っていいんだ」

そんな許しを自分にしてあげる。

本の中ではこの感情たちに名前をつけて人に見立てていました。

「怒り」くん、「さみしい」ちゃん、ここにいていいよ。

自分の中にいる「怒り」くん、「さみしい」ちゃんにそう話かけてみました。

大切な存在なんだよって。

するとね、思いもよらない自分と出会えたりするんですよ。

「怒り」くんも「さみしい」ちゃんも「いる」ことを認めてあげると、ちゃんとワケがあるとわかってくるんです。

そして、それは「いのちの声」でもあるんです。

その「存在」を否定していたんですね。

いないことにしていたんです。

これって自分の「いのちの声」を聞こえないこと、無視していた。

つまり「自分を大切にしていなかった」と気づいたんです。

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「ありのままの自分」はネガティブと言われる感覚・感情も持っています。ポジティブな、気分が明るくなるような感覚・感情だけじゃありません。

つらい、苦しい、怒り、不満、怖れ、不安・・・

そんな感覚・感情たちの「存在」を認めて、受け容れてあげる。

どんな感覚・感情も「あっていいんだ」と自分の中から追い出さない。

そんなレッスン=マインドフルネスを繰り返すことが、ありのままの自分を認めること、自分を大切にしていくことになっていくんですね。

心理セラピー
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アウトドア・セッションをメインスタイルに、自分を見つめ、ターニングポイントから一歩を踏み出すサポートをしています。


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