国産間伐材の割り箸は日本の森を守る 割り箸は環境破壊だという思い違い

針葉樹の森

割り箸は環境破壊ですか? 環境保護ですか?

そう質問をされた時、なんと答えますか?

私は迷いなく「環境破壊!」と答えていました。
だから外食しても割り箸は極力使わないでいました。

でも、富山和子 著「環境問題とは何か」を読んで、なんて短絡的な考えだったのだろうと、自分の無知を知りました。

割り箸は「環境保護」になります。
しかも、国産の間伐材を使用した割り箸は、日本の森を守っていくことにつながります。

木を植える文化の国・日本

日本は森林率(国土面積に対する森林比率)が、フィンランドに次いで世界で2番目に高い国ってご存知でした?
でもこの森が危機に面しています。
森を「育てる」人がいないからです。

日本の森はほとんどが原生林ではなく、一度は人の手によって伐採されている森で、そのうちの4割は「植える」→「切る」→「利用する」といったサイクルを繰り返す「育てられてきた森」です。

今は緑豊かな森ですが、江戸末期〜明治初期まで、人里近い山はほとんどが「はげ山」でした。
それが今、こんなに緑にあふれています。
今私たちの周りにある森は昔の人達がコツコツと木を植えてきた結果の姿なのです。

でも、今はこの森の木を植え、育てている人が激減しています。
それは、海外から輸入される安い木材におされて、国産材の需要が減ってしまい、林業では生活が成り立たなくなってしまったからです。
実は木材輸入量 世界一の国でもある日本。
こんなに豊な森があるのに、輸入木材があふれる国ってなんか不思議だと思いませんか?

それだけ木材が必要とされているのに、国産材は安い価格の輸入材のにおされて見向きもされなくなってしまいました。
つまり、育てても利用されない森になってしまったのです。
利用されないので木を切れず、新しく木を植え、育てることもできません。
昔からコツコツと続けられてきたサイクルが狂い始めています。

木材は再生産が可能な「資源」です。
木を切って利用したあとに再び木を植えれば、新しく育った木はまた利用することができます。
それを知っていた昔の人は子孫のためにコツコツと山に木を植え育ててきました。
時間はかかりますけどね。
でもまた数十年たてば森の木は育ち、その時を生きる人の役に立つことができます。
日本はそうやって、木を植え、森を育てる歴史を歩んできました。
「切って終わり」ではなく、新しく木を植え、育ててきたからこそ、こんなに緑豊かな森に覆われた国なんです。

著者の富山さんはその「木を植える文化」は世界に誇る奇跡の文化だ と力説されていました。
海外にはこういった例はあまりみられず、「切って終わり」「別のもの(農地など)にする」があたりまえなんだそうです。

木を利用することが環境保護になる

国産の木を利用することは、日本の森を育て、守ることにつながります。

「使う」といっても家や家具は、そうそう買い替えるものではないので、身近なところで「割り箸」なのです。
割り箸は、使えるところはすべて使う という日本の文化でもあります。

木材にはならない木の端材を、蒔や木炭だけでなく「箸」としても利用する。
木を木材だけで使い捨てにしない。
そう、割り箸は「使い捨て」なんかじゃないんです。
大切に育てた木をあますところなく使おう、という日本の文化の一端でもあるんです。

森を育てるには間伐が欠かせません。
そこで生まれた間伐材の割り箸を積極的に使って、森を育てることに協力する。
「安いから」という理由で輸入材の割り箸を選ぶのではなく、国産間伐材の割り箸を使って日本の森を少しでも元気にしたいですね。

国産間伐材を使用していると認定された商品には「間伐材マーク」が入っています。

全国森林組合連合会 間伐材マーク事務局

国産材を使用した商品はこちらにも紹介されています。

木づかい.com-国産材使って減らそうCO2-

こんなにかわいい割り箸もありました。
来客用に良さそうですね。
私も早速購入しました。

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