2014年7月19日 東京・新宿で開催された ツナゲルアカデミー 第1講 に参加してきました!

ゲスト講師は岡部明美さん!

たちさんのブログに何度か登場されている岡部明美さん。
たちさんの記事を読むたびに、どんな方なのか一度お話を伺ってみたいと思っていたところ、なんと初回のゲスト講師としてお話を伺えるとは!
他のゲスト講師陣も豪華ですが、岡部さんのお話を伺えるのはアカデミー参加の動機のひとつとなりました。
セミナー当日は朝からワクワクしながら東京に向かいました。

心の声、聞こえますか? 聞いてますか?? 

朝起きて、身支度して通勤して、通勤途中に今日の仕事のプロセスを考えて、誰よりも早く会社についた時から頭はフル回転。
キリがついた昼下がり、ランチタイムもすっかり終わった頃にひとりランチ。リフレッシュするためのわずかな昼寝。
自分のデスクに戻ればその日タスクが終わるまで全力疾走。気がつけば社内に人影はまばら。
疲れた身体をひきづって帰宅して、夕食も食べずにお風呂に入るのも億劫。
ふとんに入れば3分で爆睡。
休日はたまった家事に追われ、気がつけば疲れて寝てて、陽は西に傾いている。
やりたいコトは何ひとつできず、できなかったタスクとできなかったという不満が蓄積して、家族にはいつもイライラしてると怖れられ…
それでもまた月曜日がやってくる。

よくある生活かもしれません。
私はここ数年、こんな生活を送っていました。
何かが違うと思いながら。

明美ちゃん(岡部さんご本人の希望により敬愛の念を込めて、私もこう呼ばせていただきます)の講義は、ご自身の体験談からはじまりました。
病気をするまで、心の声に耳を傾けることを強く否定して生きてきたそうです。
でも、なにかが違うという違和感はずっと感じていたそうで、そのひずみがじわじわと「身体の異常」として現れてきます。
「身体からの警告」ですね。
過労で身体にいろいろな症状が出ていながらも、この警告さえも聞えない見えないフリをし続けたそうです。
「仕事を辞めたい。」
でも辞めれない。
その葛藤は、結婚しても、妊娠をしても続き、相当のガマンを重ねて、ある日、「死に値するくらいの病気になれば仕事を辞められるかもしれない」と思うに至ったそうです。
そしてある日それが悲しい現実となってしまうのです。

心と身体はつながっている

心と身体はつながっていると言います。
私もこのことには実感があります。
実際、冒頭のような生活を続けている時、身体に異常もありました。
もともと弱い「腸の不調」「めまい」「難聴」という形で現れ、土曜日の午前中は病院通い。
でも、どこの診療科でも特別な異常は認められず、次は心療内科なのかな と思っているうちに、突然「仕事を辞める」きっかけがやってきました。
身体が悲鳴をあげている、このまま仕事を続けることは命を削ること だということを自覚していたので、このタイミングを逃したら次はいつその機会が巡ってくるかわからない。
あまりの突然の決断で周囲には驚かれましたが、仕事をしていない今はそれらの不調はほとんど感じません。
もちろん気遣って、そうならないように注意をしているのもあるとは思いますが、切迫するような身の危険は感じなくなりました。

身体からの警告

今回の体調不良をすぐに「警告」だと自覚できたのは、10年前に営業先で救急車のお世話になった経験からです。
この時は仕事が忙しいという自覚どころか、夢中になっていてストレスなど微塵も感じておらず、搬送先の病院で先生に「ストレスだね。仕事忙しくなかった?」と聞かれるまで全くの無自覚だったのです。
その後も何度か同じ症状を繰り返すうちに、これは身体からの警告・悲鳴なのだと思うようになりました。
身体からの警告だと思って、ちょっとした身体の変化を意識するようになると、ムリが重ならないうちに身体を休めるようになります。
少しずつでも休める努力をしているうちにその症状は出なくなりました。
「身体からの警告」を無視し続けると、その警告は次第に重大になっていくといいます。
明美ちゃんは病気で倒れてから、あれが「警告」だったんだと後から気づいた。と話してくれました。

顕在意識と潜在意識

顕在意識(意識)と潜在意識(無意識)はよく氷山に例えられます。
海面より上に出て見えているのが顕在意識、海面下にありその姿が見えないのが潜在意識で意識全体の90%を占めると言われています。
顕在意識は左脳にあり、理性、論理、思考、言語などをつかさどり、潜在意識は右脳で、直感、ひらめき、感性、才能、記憶などをつかさどっていると考えられています。

明美ちゃんは「死に値するくらいの病気になれば仕事を辞められるかもしれない」と思ったことが潜在意識の中に残ってしまい、現実となってしまったと語ってくれました。
また、闘病中は「自分が死んでしまったら、生まれてきた子供の心の重しになる。それだけは絶対に避けたい」と強く願い、イメージで生命力を上げ病気と闘ってきたそうです。
そして明美ちゃんはその願いのとおり、元気に回復されています。

大切にしなければいけないのは「違和感」

「何か違う」「なんかおかしい」
そんな違和感を感じるのは自分の感性です。
おそらく初めは気づきもしない小さな「声」なんでしょうけど、それは次第に大きくなり違和感となって自覚できるようになります。
今、自分が何を感じているのか? それをありのまま感じる。
それが「いい」とか「わるい」などのジャッジをせず、ただただそのまま感じる。
「何かおかしい」という「心の声」をありのまま聞く。
身体に出た不調=「身体からの警告」は「心の声」でもあります。
これが聞こえるか、聞く努力をしているか、それは自分の生命をも左右してしまうかもしれないのです。

心の声に素直に生きよう

違和感と身体からの警告
2つのサインを受け取って、私は決断をしました。
「仕事を辞める」という決断です。
当時は苦しくて苦しくて、後先をほとんど考えていなかったのも事実ですが、今となっては、その時心の声に素直に従えるチャンスを与えられたことに感謝しています。
これもこういう運命だったんだな。と。
今は心の声のままに行動して後悔はまったくありません。
経済的には苦しいですが(笑)、心はとても満たされています。
明美ちゃんの体験談を聞いて、心の声に素直に生きることの大切さを改めて実感しました。

不安は最高のセンサー

心の声って何? そんなの聞えない!
でも漠然とした、なんだかよくわからないけど「不安」って感じたことはありませんか?
明美ちゃんは、このなんとなく抱く不安、ネガティブな気持ちをそのままにしてはいけないと教えてくれました。
冷静に、何に不安を抱いているのか、自分に聞いてみる。
私たちの潜在意識は本来行くべき方向を知っています。
そして、おのずと進むべきその方向がわかるそうです。
この漠然とした不安や気持ちを無視せず、耳を傾けて自分に問うことこそ「心の声を聴く」ことだと思います。
「不安」を感じることができるのは、決して悪いことではないんです。

未来は今ここにある

明美ちゃんの講義の中で一番響いたのはこの言葉でした。

明日死んでも悔いはないか?
今日が人生最後の日だったら?
何を決断する??

決断とはやめる、離す、断つこと。
今を生きるためには、やめる、離す、断つべきことがあります。
そのためには自分の内なる声に耳を澄ませ、決断しなければいけない。
先送りなどできないのです。
今という時を大切にしてゆく。
大切にしたその時の積み重ねが過去になり、未来を築いてゆく。
「未来は今ここにある」
死に直面した経験をもつ明美ちゃんだからこそ、この言葉は深く心に響きました。 

感性を磨いてゆこう

明美ちゃんの話を聞いていると共感する部分が多く、特に自然に関わるの話になると、心の話をしているはずなのに、これって自然観察と同じだよなぁと、なんだか通じるものがありました。

自然観察は五感を使って自然を感じることからはじめます。
目で、耳で、匂いで、手で触って、時には味覚も使います。
やっていくうちに自然とその感性は磨かれてゆきます。

明美ちゃんが言う心の声を聞くことも、感性の感度をあげることで、よく聞えるようになっていくはずです。
「心の声を聞くこと」と自然観察ってどこか似てる?
そんな不思議な想いも感じた1日でした。
(あけみちゃんと自然観察をしてみたくなったのはここだけの話です(^ ^))

 

この記事を書いた人

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みうら 雪絵

Nature Therapist / Healing Practitioner / Outdoor Activist / World Traveler / Nature Photographer

人間は地球に生きる多様な生物の一種であり、自然界(生態系)における”いのちの循環”の一部です。自然界との繋がりから離れて生きてゆくことはできない存在です。
自然界と繋がって生きることは、生きる力・生命の力の根源と繋がることだと思っています。

自然界(生態系)の一員としてこの地球に生きている意味を考え、自然の理を感じながら生きるとはどういうことなのか。
今までに学んだ様々なヒーリング・セラピー・カウンセリングスキルを駆使しながら、体(ボディ)・心(マインド)・魂(ソウル)・霊(スピリット)の関係性を探求しています。

このブログには、わたしのライフスタイルを通して、わたし自身が”自然に生きて”いけるようになってゆくプロセスを綴っています。
体験したことを感じたままを表現している「人生という名の創造物」の記録でもあります。

白馬三山を映す八方池

ネイチャーセラピー

五感を使って自然と一体となるだけで、人は日ごろのストレスから解放されます。

Outdoor Activist歴30年以上の経験で培ったフィールド知識を活かして、安心して楽しく自然と触れ合うサポートをしています。

日本シェアリングネイチャー協会 公認ネイチャーゲームリーダーとして、ネイチャーゲームを取り入れた自然体験もご提供可能です。